PNGTuber Plus(PNGTuber+)でアバターをきれいに動かすためには、ツールの仕様に合ったイラストを正しく用意しなければなりません。
ただ、初めて挑戦する場合は、必要な差分の枚数は結局何枚か、最適なサイズや保存形式はどうすべきかなど、仕様面でつまずきやすいポイントが数多くあります。
自分で描いたり、フリー素材で試す場合も、絵師へ依頼して作ってもらう場合も、事前に基本的なルールを把握しておくことがとても大切です。
正しい知識を身につけておけば、作成後のズレや発注時の手戻りを未然に防ぐことができます。
そこでこの記事では、PNGtuber用のイラスト推奨サイズや透過PNG形式の注意点、最低限必要な差分について初心者向けに解説しました。
また、失敗しない依頼のコツもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
PNGtuberイラストの推奨「サイズ」と保存「形式」

PNGTuber Plusでアバターをきれいに表示させるには、イラストの「キャンバスサイズ(px)」と「保存形式」の正しい仕様を最初に把握しておく必要があります。
なぜなら、規格が合っていない画像を用意してしまうと、画質が荒れたり、ツール上でアバターの動きがズレたりする原因になるからです。
そこで、スムーズに準備を進められるよう、ここからは以下3つのポイントについて詳しく説明していきます。
- おすすめのキャンバスサイズ(px)
- 保存形式は「透過PNG」に統一
- 【重要】画像のサイズと位置を統一する
それぞれ説明していきますので、参考にしてみてください。
ギャル分かりやすく説明しなさいよ…?



全然、難しくないので安心してください
おすすめのキャンバスサイズ(px)
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PNGtuber用イラストのキャンバスサイズには、実は「何pxでなければいけない」という公式の決まりや絶対的な適正値は一切ありません。
なぜなら、PNGTuber Plusは基本的にどのような画像サイズであっても読み込むことができ、大切なのは「配信画面上で見栄えが綺麗か(拡大してもぼやけないか)」だけだからです。
例えば、極端に小さい数百pxのサイズで作ってしまうと、OBSなどの配信ソフトでアバターを大きく表示した際に画質がぼやけて荒れる原因になります。
逆に言えば、拡大表示したときに荒れない十分なピクセル数さえ確保できていれば、どのようなサイズで作成しても構いません。
もし「自由と言われても何pxにすればいいか迷う…」という場合は、一般的な立ち絵でよく使われる「1000px〜2000px程度」の大きさを一つの目安としておくと安心です。
決まった正解はありませんので、ご自身の環境や、依頼するイラストレーターさんの描きやすいサイズに合わせて用意しましょう。



迷ったら1000px〜2000pxの間でイラストを制作しとけばいいのねッ!



画像サイズが小さすぎると画質が荒れちゃうので注意してください
保存形式は「透過PNG」に統一


PNGTuber Plusで使用するイラストは、必ず「PNG形式」と「背景の透過」をセットにして用意しておきましょう。
なぜなら、アバターの立ち絵を綺麗に動かすには背景の透明化が必須であり、その透明な状態を維持して保存できる形式がPNG(.png)だからです。
例えば、普段よく使われるJPEG形式(.jpg)は、そもそも背景を透明にして保存する機能がないため、アバター用の素材としては使用できません。
また、PNG形式で保存していても、イラスト制作の段階で背景を透過し忘れていると、キャラクターの周囲に不要な背景色が残ってしまいます。
スムーズにアバターを作成するためにも、自作するときはもちろんクリエイターへ依頼する際であっても、必ず「PNG形式」かつ「背景透過」の2点セットになっているか確認してください。



「PNG形式」と「背景の透過」のセットが重要ってことね



画像を保存するときは気を付けてください
現在は、ブラウザ上で画像をアップロードするだけで、背景を消してくれる「無料の背景透過サイト」が数多く存在します。
もし、サイトがたくさんありすぎて「どれを使えばいいか分からない!」と迷ってしまう場合は、「remove.bg」などを試してみてはいかがでしょうか。
【重要】画像のサイズと位置を統一する


PNGtuber用のアバターを動かすために複数枚のイラストを用意する際は、すべての画像で「キャンバスの大きさ」と「キャラクターの立ち位置」を揃えておく必要があります。
なぜなら、PNGTuber Plusはパラパラ漫画のように画像を切り替えて口パクやまばたきを表現するため、画像ごとにサイズや位置がズレていると、不自然なブレが生じてしまうからです。
例えば、「目を開けた画像」と「目を閉じた画像」でキャラクターの位置が数ピクセルでもズレていると、まばたきをするたびに顔がカクカクと動いて見えてしまいます。
また、画像によってキャンバスのサイズが変わると、表示が切り替わった瞬間にキャラクターの大きさまで違って見えてしまいます。
アバターをスムーズに動かすためにも、画像を用意する時は、一つのキャンバス内で画像同士がシッカリと重なることが重要です。



同じ画像サイズで、同じ位置にする必要があるのね



画像を用意する時は気を付けてください
PNGtuberイラストの「差分」と「枚数」は何枚必要?


PNGTuber Plusでアバターを動かすためのイラストは、最初は少ない枚数の基本パターンさえあれば十分に活動を始められます。
なぜなら、基本的な口の動きやまばたきなどは、少ない画像数を組み合わせるだけでもしっかり表現できるからです。
そこで、ここからは以下2つのポイントについて詳しく見ていきましょう。
- 最低限必要なのは「基本の4枚」
- 動かせるのは「目」と「口」だけじゃない
まずは基本の組み合わせから確認していきますので、ぜひ参考にしてみてください。



出来るだけ少ない枚数で作りたいわね



最低限でいいなら、とても少ない枚数で問題ありません
PNGTuber Plusについて知らない人は、以下記事で説明していますので、参考にしてみてください。↓


最低限必要なのは「基本の4枚」


PNGTuber Plusでアバターを作成する際は、最低限「基本の4枚」のイラストを用意しておきましょう。
なぜなら、キャラクターに「口パク」と「まばたき」を同時に行わせるには、「目の開閉(2種類)」と「口の開閉(2種類)」を組み合わせた4パターンの差分が必要になるからです。


例えば、「口を開けた絵」と「口を閉じた絵」の2枚だけでも喋らせること自体は可能ですが、それだとまばたきができず、目が開きっぱなしの不自然な印象を与えてしまいます。
また、逆に「目を開けた絵」と「目を閉じた絵」の2枚でもまばたきは出来ますが、口をパクパク動かすことができません。
口パクと目のまばたきの動きを加えたい場合は以下の「基本の4枚」を揃えることで、会話に合わせて自然に動くアバターを作ることが可能です。
- 目開き × 口閉じ(基本の待機状態)
- 目開き × 口開き(話している状態)
- 目閉じ × 口閉じ(まばたきした瞬間)
- 目閉じ × 口開き(話しながらまばたきした瞬間)
最初から数多くの表情差分を用意しなくても、この基本の4枚さえ揃っていれば十分に魅力的なアバターを組み立てられますので、まずはこの組み合わせから準備を進めてみてください。



4枚くらいなら、なんとかなりそうね



一般的なVTuberモデルの場合はパーツ分けで100パーツ以上用意する必要がありますね


アバターを動かす方法は「全身のイラストを4枚用意する」だけでなく、以下のように「土台+目・口のパーツのみ」に分けて用意しても全く同じように動かすことができます。
- キャラの土台(目と口がない状態のベースイラスト)
- 口のみ(開いている状態)
- 口のみ(閉じている状態)
- 目のみ(開いている状態)
- 目のみ(閉じている状態)
自作時のレイヤー構成やクリエイターさんへの依頼形式に合わせて、やりやすい方法を選択してください。
動かせるのは「目」と「口」だけじゃない


PNGTuber Plusで動かせるのは、目やまばたき、口の開閉といった基本的な顔のパーツだけではありません。
キャラクターの体を細かくパーツ分けしてソフトに読み込ませることで、それぞれの部位に揺れや動きを自由につけられる設定も可能です。


例えば、動物の「ケモ耳」や「しっぽ」、頭の上の「アホ毛」、手に持っている「ステッキや小物」などを別の画像として用意しておけば、アバターが話す動きに合わせてポンポンと揺らすことができます。
基本の4枚(目・口の開閉)だけでも十分に魅力的ですが、ワンポイントの動きが加わるだけで、より生き生きとした配信画面を作ることが可能です。
最初から全身を細かく分ける必要はありませんが、「いつか耳や小物を揺らしてみたい!」と考えている場合は、イラストの制作時やクリエイターさんへの依頼時に「耳や小物のレイヤーを分けて保存する」ように意識してみてください。



パーツ単体の透過画像があれば後から設定で動かせるってわけね



目と口の開閉だけでは物足りない場合は試してみてください
自作するかクリエイターへ依頼するか


PNGtuberのアバターイラストは、自身の「予算」や「イラストスキル」に合わせて、自作(フリー素材を含む)するかクリエイターへ依頼するかを決めるのがベストです。
理由として、費用をかけずに手軽にスタートしたい場合と、クオリティや制作の安心感を求めてプロに任せたい場合では、選ぶべき選択肢が大きく変わってくる点が挙げられます。
自身の活動目的や予算を比較しながら、最適なアプローチを選んでいくことが大切です。
ここからは、どちらの準備方法が自分に適しているかを判断できるよう、以下2つのポイントについて詳しく解説していきます。
- コストを抑える
- クリエイターへ依頼する
それぞれ説明していきますので、参考にしてみてください。



安くするために自作するわッ!



自分で絵が描けない人はクリエイターに依頼するのもいいですね
コストを抑える


なるべく初期費用をかけずにPNGtuberの活動を始めたい場合は、「自作」や「フリー素材」を活用するのが一番の選択肢です。
なぜなら、最初からクリエイターへ制作を依頼すると一定の予算が必要になりますが、自分で素材を準備すれば初期コストを実質無料に抑えられるからです。
自身のスキルや目的に合わせてスムーズに準備を進められるよう、ここからは以下2つの方法について解説していきます。
- 自作する場合
- フリー素材を使う場合
それぞれのメリットや注意点を確認しながら、自分にぴったりの方法をチェックしてみてください。



自作以外にもフリー素材を利用する方法もあるのね



自分に合う方法を見つけてみて下さい
自作する場合


イラストを描くのが好きなら、自作は初期コストをかけずに完全オリジナルのアバターで活動を始められる最適な選択肢です。
なぜなら、依頼時のように修正回数の制限や追加費用を気にすることなく理想のデザインを追求できるうえ、ツールで動かすためのレイヤー構成も自由自在に調整できるからです。
例えば、以下の工夫も、自作なら誰に気兼ねすることなく簡単に行えます。
- 「まずは基本となる口の動きやまばたき用の少ない枚数から試してみよう」
- 「後からアホ毛を揺らしたいからレイヤーを分けて透過のPNG形式で書き出しておこう」
また、PNGtuberとして活動していく内に、「新しい表情差分が欲しい」「小物を持たせたい」と感じた際も、必要なタイミングで自分好みのイラストをすぐに追加できるのは大きな強みと言えるでしょう。
そのため、費用を抑えつつキャラクター作りから配信準備までのプロセスをすべて思い通りにコントロールしたい方は、ぜひ基本の組み合わせからイラストの自作に挑戦してみてください。



絵が描けるなら自作が一番良さそうねッ!



簡易的なイラストでも大丈夫なので絵が描けなくても挑戦する価値はあります!
フリー素材を使う場合


イラストを自作するのが難しく、まずは予算をかけずに活動を始めたい場合は、「フリー素材」を活用するのがオススメです。
なぜなら、初期費用を一切かけずに、PNGTuber Plusで手軽にアバターを作成できるからです。
例えば、フリー素材サイトなどで気に入ったイラストを探し、口の開閉やまばたきといった表情差分が用意されている素材を選べば、すぐに魅力的なアバターを組み立てられます。
ただし、配信での商用利用の可否やクレジット表記の必要性といった「利用規約」はサイトや制作者によって大きく異なるため、ダウンロード前に必ず規約を確認するよう心がけましょう。
そのため、費用を抑えつつスムーズにアバターを作成して配信を始めたい方は、まずはルールを守った上でフリー素材を活用し、活動の第一歩を踏み出してみてください。



フリー素材で自分好みのイラストを見つけるわよッ!



利用規約には注意してください
フリー素材サイトについては以下記事でも紹介していますので、参考にしてみてください。↓


クリエイターへ依頼する


絵を描くのが苦手な方や、最初から自分だけのオリジナルキャラクターで本格的に活動したい場合は、プロのクリエイターへイラスト制作を依頼するのがおすすめの選択肢です。
なぜなら、高品質かつ世界に一つだけのアバターを手に入れられるだけでなく、PNGtuberで動かすために必要な「差分の枚数」や「パーツ分け」「背景透過のPNG形式」といった複雑なデータ調整を安心して任せられるからです。
例えば、自作ではハードルが高い「口の開閉とまばたきを組み合わせた4枚の差分」や、「後から小物を動かすためのレイヤー分け」なども、依頼時に用途を伝えることでツールに適した形式で納品してもらえます。
また、フリー素材と違って他の配信者とキャラクターのデザインが被ることがないため、視聴者に覚えてもらいやすく、活動へのモチベーションが大きく高まる点も強力なメリットと言えるでしょう。
そのため、一定の予算をかけてでもアバターのクオリティを高め、自分だけの魅力的なキャラクターで愛着を持って配信活動をスタートさせたい方は、ぜひクリエイターへの依頼を検討してみてください。



オリジナルキャラが欲しいならクリエイターに依頼がオススメよ!



通常のVTuberモデルより全然安く済みますよ
イラストの値段相場について知りたい方は以下記事も参考にしてみてください。↓


PNGtuberイラストを絵師へ「依頼」する時の「コツ」


PNGtuberイラストをクリエイターへ依頼する際のコツは、見積もり相談の時点で「PNGTuber Plusで動かすための必須仕様」を、以下の3つのポイントに分けて詳しく伝えることです。
なぜなら、通常のSNSアイコンや一枚絵の依頼とは異なり、ツール特有の「差分の作り方」や「データの書き出しルール」を知らないクリエイターさんもいるため、事前にしっかり伝えておかないと納品後にトラブルが起こりやすいからです。
例えば、これまでの章で解説した内容を踏まえて、ご依頼時のメッセージ文には以下の3項目を詳しく明記しておきましょう。
①【用途と必須枚数】


「PNGTuber Plus用の差分イラスト」であることを明記しましょう。
ただし、「PNGtuber用のイラストをお願いします」と伝えるだけでは、Live2D用の複雑なパーツ分けが必要なデータだと勘違いされたり、一般的な一枚絵と誤解されたりする可能性があります。
そのため、最低限以下の状態のイラストが欲しい旨を伝えましょう。
- 目開き × 口閉じ(基本の待機状態)
- 目開き × 口開き(話している状態)
- 目閉じ × 口閉じ(まばたきした瞬間)
- 目閉じ × 口開き(話しながらまばたきした瞬間)
また、もし耳やしっぽなどのパーツを動かしたい場合は、「耳のレイヤーも分けて透過PNGで欲しい」と最初からお伝えしておくことで、クリエイター側も制作工数や見積もり金額を正確に算出できるようになります。
②【保存形式とサイズ】


「背景透過のPNG形式」と「すべての画像を同一サイズ・解像度」で指定しましょう。
PNGTuber Plusに読み込ませた際、イラストによって画像のサイズや比率が異なっていると、サイズが勝手に拡大・縮小されてしまう原因になります。
依頼時には以下を条件として提示してください。
- 背景を透明にしたPNG形式で納品
- 4枚すべての差分を全く同じキャンバスサイズ(例:縦2000px×横2000pxなど)
- 4枚すべて同じ解像度で書き出していただく
あらかじめこの条件を伝えておけば、「背景が白く塗りつぶされていた」「切り替わるたびに大きさが違って表示される」といった失敗を回避できます。
③【差分の注意点】


「顔の向き・ポーズ・視線の位置が一切ズレないように固定する」ことをお願いしましょう。
口の開閉やまばたきをした際に、キャラクターの顔の向きや頭の高さ、視線などがわずかでもズレていると、画面上で会話するたびにアバターがガタガタと不自然に揺れることになります。
差分をお願いする時は「目と口のパーツ以外は、すべての画像で全く同じ位置を維持して書き出してほしい」と言葉を添えてください。
専門的な制作ルールを共有しておくことで、配信画面上でパラパラ漫画のように違和感なくスムーズに切り替わる理想の仕上がりになります。
このように、「何枚・どの形式とサイズ・どんな差分のルールで描いてほしいのか」を細かく言語化して共有しておけば、後からの修正をゼロに抑えることが可能です。
そのため、初めてイラストレーターへ発注する初心者の方こそ、事前相談の段階でこれら3箇条をチェックリストとして提示し、お互いに安心してやり取りできる依頼を目指しましょう。



クリエイター様に誤解が無いように依頼するわよッ!



自分だけの最高のキャラデザを作りましょう
キャラクタデザインについて悩んでいる人は、以下記事で解説していますので、併せて参考にしてみてください。↓


まとめ
今回は、PNGtuberとして活動するために必要なイラストの差分や仕様から、自作・フリー素材・クリエイターへの依頼といった最適な準備方法について詳しく解説しました。
PNGTuber Plusを導入してアバターを魅惑的に動かすためには、まず口の開閉やまばたきを組み合わせた「基本の4枚」を揃えることが何よりも重要です。
イラストの専門知識が少ない初心者の方であれば、まずは初期コストを抑えられる自作やフリー素材を活用して、PNGtuber活動をするのもいいでしょう。
一方で、自分だけの完全オリジナルキャラクターで最初から本格的に活動したい場合は、高品質なイラストに仕上がるプロのクリエイターへの依頼が非常に強力な選択肢となります。
依頼する際は、用途や必要枚数を明確にするだけでなく、背景透過のPNG形式や全画像でのサイズ統一、さらに顔の向きや視線がズレないように固定してもらうなど、配信ツール特有のルールを見積もり相談の段階で丁寧に共有しておくことが成功のコツです。
ぜひご自身の予算や目標に合った方法で可愛いキャラクターを用意して、PNGtuberとしての楽しい第一歩を踏み出してみてください。


