この記事を読まれている方の多くはVtuberの活動に大なり小なり興味を持たれていることでしょう。
同時に「今からはじめても遅い」「初心者が安定した収入を得るのは難しい」といった不安要素も大きいと思います。
それらは間違いではないですが初心者からでも年収400万を稼ぐことは可能です。
そのためには今から紹介する5つのステップを愚直に進めてもらうことが必須なのでぜひ参考にしてみてください。
Vtuberの平均年収は?

Vtuberをこれからはじめようと考えている方の中には、どれくらい稼げるか気になっている人もいると思います。
先に結論を言うと、一般的な“平均年収”という数字は、Vtuberの世界ではほとんど参考になりません。
年に1億円以上稼ぐVtuberもいれば、1円も稼げない人も居たりと平均年収を出すのは難しいです。
ただし、大半のVtuberさん達は収益0円~数万円で活動しています。
たとえばMoguLibeさんでは、2022年5月12日~5/27日の期間で全67名に対して「VTuber職業意識調査」を実施しました。
その際に「Vtuber活動で得た平均的な月収をお聞かせください」という問いに対して以下の結果が出ています。
- 20万円以上:6.0%
- 10万~20万円:7.5%
- 1万~10万円:19.4%
- 収益なし:50.7%
結果を見ると分かる通り、半分以上の人が収益0円なんですよね。
年収1億円の人が1人と、年収0円の人が99人いた場合、100人の平均年収は100万円になります。しかし、この「平均100万円」という数字は、この集団の99%の人にとっては全く実態と合っていませんよね。
Vtuberの世界で起きているのは、まさにこれと同じ現象なのです。
また、調査された2022年のときは2万人のVtuberが活動されていますが、今現在は更に多いので稼げていない人の割合はもっと多いと考えた方がいいかもしれません。
年収1億円のスターと、年収ゼロの人がいる。 この「極端な二極化」こそが、平均年収という数字を無意味にしてしまう正体です。

自分次第ってことですね
転職支援サイトで有名なdodaによると日本の平均年収は426万円でした。
仮にVtuber活動だけで生活したいと考えた場合、日本の平均年収くらいは欲しいですよね。
今回は調査対象者の人数が少ない為あくまで参考程度に捉えて頂ければと思いますが、人数が多くなるに連れて収益0円の割合は増えてくると予想されます。
金額を聞いて、少ないと思った人も多いのではないでしょうか。しかし、あくまで平均であって実際には人それぞれです。
たとえば、以下の “例” を知ると少し希望が持てるのではないでしょうか。
有名なVtuber事務所のホロライブに所属している “夏色まつり” さんは、2025年6月1日ライブ配信にて振り幅はあるものの、月の月給が「平均:300-500万円 MAX:1000-2000万円」くらい貰っている様なニュアンスを話されていますね。
具体的には、配信内で以下の事を話されています。
- 3DアニメやMMDを作りたいが制作費には4桁万円かかる
- それは数か月分の給料が必要
- 3ヶ月あれば大丈夫
- 給料は月によって最大で3-4倍変わる事がある
- 個人のグッズを販売した際に購入してくれる時が一番実入りが良い
<以下ライブ配信の15分頃~↓>
このように、Vtuberとして稼いでいる人は、もちろんいます。
簡単ではないですし、ただやみくもに活動を始めても、その他大勢の中に埋もれてしまう可能性は高いでしょう。
しかし、この記事で解説する「稼ぐための設計図」を手にすれば、年収400万円という目標達成の確率は格段に上がりますので、参考にしてみてください。



わたし、計画的に行動するわッ!
Vtuberの収益方法


Vtuberとして稼ぎたい場合は、まずどのような収益方法があるかを知っておきましょう。
なぜなら、年収400万円という目標を達成するには、広告収入やスーパーチャットだけに依存せず、複数の収益源を戦略的に組み合わせて「収入の柱」を増やすことが不可欠だからです。
収入源を複数持つことで「収入の安定化」と「最大化」の両方を実現できます。
YouTubeの再生数に左右される広告収入は、月によって大きく変動する不安定さがあります。
しかし、月額制のメンバーシップやグッズ販売など、性質の異なる収入源があれば、一つの柱が揺らいでも他の柱が全体を支えてくれるでしょう。
例えば、「月額500円のメンバーが200人いれば月10万円(年120万円)」という安定収入の基盤を作り、そこに「年間100万円のグッズ・ボイス売上」と「スパチャや広告収入で月平均15万円(年180万円)」を上乗せできれば、年収400万円の達成が見えてくるのです。
また、ファンの「応援したい」という気持ちの形は様々です。それぞれの熱量やスタイルに合った受け皿を用意することで、その大切な気持ちを取りこぼすことなく収益に繋げられます。
このように、Vtuberとして大きく稼ぐには、ただ活動するだけでなく「自分のキャラクターやファン層に合わせ、これらの収益方法をどうデザインするか」という経営者のような視点が成功の鍵を握っています。
そこで、ここではVtuberの基本的な収益方法について紹介しますので、参考にしてください。↓





結構、いろいろな収益方法があるのねッ!



自分にあった収益方法を選ぶといいですよ
YouTubeの広告収入
YouTubeの広告収入は、多くのVtuberが目指す最初の大きな関門であり、自身のチャンネルの影響力を示す重要な収益の柱です。
動画視聴時に広告が流れると思いますが、その動画が再生されることで1再生あたり○円と収入が発生する仕組みです。1再生あたり0.01円~0.7円と言われており、YouTubeで活動する上でメイン収益と考えてもいいでしょう。
これは単に収益が得られるだけでなく、あなたの活動が多くの人に届いているという「信頼の証明」にもなります。
スーパーチャット
スーパーチャット(スパチャ)は、ファンの「応援したい」という熱い気持ちを直接収益に繋げられる、ライブ配信の盛り上がりを象徴する重要な収益源です。
スパチャ、投げ銭とも言われており、こちらはYouTubeでライブ配信を行ったときに視聴者が配信者に対して支援金を渡せる機能になります。
スパチャを送ることで自分のコメントを目立たせ、配信者に認識してもらいやすくなります。この「想いが届く」という体験が、ファンにとっての価値となり、配信者との強い絆(エンゲージメント)を育むでしょう。
人気Vtuberであれば1回のライブ配信で数十万~数百万のスパチャがもらえたりしますし、有名Vtuberの桐生ココさんは年間8,000万円以上のスパチャを獲得されたこともあります。
メンバーシップ
メンバーシップは、毎月決まった額の収益が見込める「安定した固定収入」の基盤となり、Vtuber活動を事業として継続していく上で極めて重要な収益源です。
視聴者が特定のチャンネルに月額料金を払うことにより、クリエイターを支援できるシステムであり簡単にいうとファンクラブだと考えて頂ければ問題ありません。
広告収入やスパチャといった変動の大きい収益とは異なり、メンバーシップは収益の見通しが立てやすく、安定した収入基盤があることで、「今月は収益が少なかったらどうしよう…」という精神的な不安が軽減されます。
アイドル要素を持っているVtuberとはスパチャ同様に相性の良いシステムです。
PR案件
企業案件(PR案件)は、自身のチャンネルが持つ影響力を直接大きな収益に転換できる、Vtuberとしての信頼性の証となる収益方法です。
ある程度YouTubeで人気が出ると企業より「うちのこの商品をアナタの動画で紹介してください!」と依頼がきます。
企業から依頼が来るということは、あなたのチャンネルが持つ「ファンへの訴求力」や「ブランドイメージ」が、企業という第三者から客観的に評価されたことを意味しています。
単価は、自身の認知度や影響力によって異なりますが、PR案件の場合は一回あたりの金額が大きいの特徴です。
1つの実績が次の依頼を呼び、活動のステージを大きく引き上げてくれる可能性を秘めているので積極的に狙っていきたいですね。
グッズ・コンテンツ販売
グッズやデジタルコンテンツの販売は、ファンがあなたの世界観を「形」として所有できる、利益率が高く、極めて重要な収益源です。
グッズやボイスは、ファンにとって単なる商品ではなく「推し活」の証であり、応援の気持ちを表現する手段となるので、ファン満足度の向上に繋がります。
配信を観るだけでなく、日常で使えるアイテムや、毎日聴けるボイスを手元に置くことで、ファンはあなたをより身近に感じ、その絆は一層深まります。
また、特にデジタルコンテンツは製造コストや在庫リスクがほぼ無いため、あなたのアイデアや努力が直接大きな収益に結びつきやすいのです。
BOOTHという株式会社ピクシブ(pixiv)が運営する、クリエイター向けの創作物販売サービスを利用すれば簡単に販売できます。
イベント出演
イベント出演は、直接的な出演料以上に、新たなファン層へ自分をアピールし、認知度を飛躍させるための「未来への投資」として極めて価値の高い活動です。
なぜなら、イベントにはあなたのことをまだ知らない「未来のファン」が数多く集まっているからです。
出演料に関しては、PR案件同様に自身の認知度や影響力によって異なりますが、基本的にはそこまで高収入は見込めません。
しかし、普段の配信だけでは出会えなかった層にあなたを知ってもらう絶好の機会であり、たった一度の出演が、その後のチャンネル登録者数や他の収益を大きく伸ばすきっかけになり得ます。
また、イベントに出演したという「実績」そのものが、あなたの信頼性を高め、次の企業案件やコラボ企画に繋がる可能性もあるので、ぜひ出演依頼があった際はファンを集めだと思って参加してみましょう。



こんなにあると思わなかった・・・
今回紹介した収益方法以外にも、noteでプライベートな内容の記事を書いて販売したり。
FANBOXというサイトを利用して、クリエイターを支えるファンコミュニティを作りファンから毎月支援金をもらう代わりに、裏話を支援者だけに公開したり特典を提供するなど、いろいろな収益方法があります。
そのため、自分の活動内容によってはさまざまな方法で収益化できるかもしれないので、常にどうすれば収益を発生させられるかアンテナを張っているのが大切です。
Vtuberの収益方法について、以下記事でより詳しく説明していますのでぜひ参考にしてみてください。↓


Vtuberで年収400万稼ぐための5ステップ


Vtuber活動で年収400万円を達成することは、決して夢物語ではありません。成功は運や偶然ではなく、活動を始める前の『設計図』を描き、その通りに行動できるかで決まります。
なぜなら、数多くのライバルがひしめく今のVtuber業界で、「なんとなく」活動を始めてもその他大勢の中に埋もれてしまうからです。
成功しているVtuberは、単に面白い配信をしているだけではありません。
デビュー前から「どんなキャラクターで、誰に、何を届け、どう収益に繋げるか」という事業計画にも似た戦略を立てています。
この事前の計画こそが、あなたの「稼げるか分からない」という不安を「稼ぐための自信」に変えてくれるのです。
では、その成功のための『設計図』とは一体何でしょうか? それは、これから解説する以下の5つのステップに集約されます。


これらのステップは、言わばあなたのVtuber活動の羅針盤です。これらを具体的に考え、行動に移すことで初めて、あなたが目指すゴールへの最短ルートが見えてきます。
もちろん、この5つのステップを実行すれば100%の成功が保証されるわけではありません。
しかし、これなくして成功のスタートラインに立つことすら極めて難しいです。
あなたが「何から手をつければ良いか分からない」という悩みを解消し、収益化への道を力強く歩むために。ここから、その5つのステップを一つずつ、具体的に見ていきましょう。



行動しないと結果はついてこない!



(珍しくいいこと言いますね)
Vtuberのなり方については、以下記事で紹介していますので参考にしてみてください。↓


目標を決める


年収400万円への最初のステップは、あなたがVtuberとして最終的に何を目指すのか、その『ゴール』を明確に言語化し、そこから逆算して活動の『コンセプト』を設計することです。
なぜなら、最初に立てたゴールが活動の「羅針盤(方向性)」となり、限られた時間と労力をどこに集中すべきかを指し示してくれるからです。
Vtuberは超競争時代です。明確な羅針盤(方向性)なしに航海(活動)へ出れば、日々の活動に追われて迷走し、「何のために頑張っているんだっけ…」と挫折してしまうでしょう。
Vtuber活動を始める9割が挫折すると言われる大きな要因の1つは、この羅針盤を持たずに航海に出てしまうのが原因です。
まずは「Vtuber活動を通して、自分はどうなりたいのか?」を自問自答し、ゴールを明確にしましょう。ゴールは人によって様々です。
- A:収益目標型:「Vtuber活動だけで生活したい(この記事のテーマである年収400万円など)」
- B:影響力獲得型:「Vtuberを足掛かりに、声優やイラストレーターなど別の事業に繋げたい」
- C:コミュニティ重視型:「収益は二の次で、とにかくファンと楽しく交流したい」
この記事を読んでいるあなたは、おそらく「A」の収益目標型に近いでしょう。
仮にゴールを「年収400万円」と設定します。これを月収に換算すると約33.4万円です。
この金額をYouTubeの広告収入だけで達成するのは極めて困難なため、必然的に「メンバーシップ、グッズ販売、企業案件などを組み合わせた多様な収益化」を初期段階から計画する必要があります。
つまり、あなたの活動コンセプトは「収益化を強く意識し、ファンに多様な形で応援してもらう仕組みを作る」という方向性に定まるのです。
このように、最初に立てたゴールが、あなたのキャラクター、配信内容、収益化への道のり、その全てを決定づけます。
時間を無駄にせず、最短で結果を出すために。まずはあなただけの「ゴール」を定め、活動の土台となる揺るぎないコンセプトを固めることから始めましょう。



私はやるわよッ! 1億円目指すんだからッ!



・・・(やる気は凄い)
活動内容を決める


成功への第二のステップは、大手Vtuberの真似をして「何でも屋」になるのではなく、特定のジャンルに深く特化した「専門店」として、他の誰も奪えないあなたのポジションを確立することです。
なぜなら、無数のライバルがいる中で初心者が選ばれるためには、①YouTubeのアルゴリズムに発見してもらい、②熱狂的なファンに愛され、③効率的に収益化する、という3つの壁を突破する必要があり、ジャンル特化がその全ての最短ルートだからです。
オールジャンルで活動すると、あなたの専門性がぼやけてしまい、YouTubeは何系のファンにあなたを勧めれば良いか分かりません。結果、誰にも深く刺さらず、ファンも定着しにくいのです。
ジャンルを特化させると、具体的に以下のような強力なメリットが生まれます。
- YouTubeに「発見」されやすくなる
あなたが例えば「90年代のレトロホラーゲーム専門」として活動すれば、YouTubeのAIは「この人はレトロホラー好きに勧めれば良いんだな」と学習します。その結果、関連動画やおすすめにあなたの動画が表示されやすくなり、まだあなたを知らない「未来のファン」と出会う機会が劇的に増加するのです。 - 熱狂的なファンが付き「収益化」しやすい
特化することで、「このジャンルなら、この人!」という第一人者になれます。ファンはあなたの深い知識や技術に信頼を寄せ、より熱心に応援してくれるでしょう。層が明確なため、ファンの求めるグッズやコンテンツも企画しやすく、購入に繋がりやすいです。 - 「企業案件」に繋がりやすい
企業がゲームのPRを依頼する際、「何でもやるVtuber」と「そのゲームジャンルの専門家」のどちらを選ぶかは明白です。特化していることは、そのまま企業への強力なアピール材料となります。
より具体的に知りたい人は以下も参考にしてください。↓
チャンネル登録者数が伸びやすい
YouTubeには、”おすすめ機能”や”関連動画”というものがあります。
おすすめ機能
視聴者が興味を持つ対象に応じてYouTubeのTOPページにおすすめのコンテンツが表示される機能。
ゲーム実況動画を見たら、YouTube側が「この人はゲーム動画に興味があるんだ! ならコレもオススメだよ!」といった感じで興味がありそうな動画を表示してくれます。
関連動画
おすすめ機能同様に視聴者の過去の視聴履歴をもと、YouTubeが動画をおすすめする。PCでは視聴中の動画の右側に、スマートフォンでは下側に表示されます。
これらの機能を利用することで、視聴者に自身の事を知って貰えてチャンネル登録につながる可能性があります。
たとえばあなたがゲームジャンルに特化させて、ホラーゲーム実況ばかり投稿していたとしましょう。
そして視聴者がホラーゲームの動画を視聴したら”おすすめ機能”と”関連動画”にて、視聴者の画面にはあなたの動画が表示される可能性が出てくるんですよね。
そこで、あなたの動画を視聴者が見て「また見たいッ!」と思ってくれたらチャンネル登録をしてくれます。



便利な機能があるのね
ライバルが減る
ジャンルを特化させるほどライバルが減り、その分自身のチャンネルを登録してくれる可能性が増えます。
2022年で2万人以上Vtuberがいると言われており、この時点で2万人のライバルが居る事になりますよね。
そのため、「Vtuber+ゲーム実況」というジャンルで活動する事でライバルは2万人より大分下がるでしょう。
しかし、ゲーム実況のジャンル自体が人気のためまだまだライバルが多いので、その場合は更に特化させるのをオススメします。
たとえば「Vtuber+ゲーム実況+ホラー」といった様に更にジャンルを特化させることでライバルを減らせます。



ゲーム実況は人気ジャンルなので、よりマイナージャンルの方がライバルは減りますね
収益化しやすい
ジャンルを特化させることで、コアなファンが付き収益化しやすくなります。
たとえばホラーゲーム実況ばかり動画投稿やライブ配信をした場合、チャンネル登録をしてくれた人はホラーゲームが好きな可能性が高いです。
自身でホラーゲームを作ったり、またはホラーの短編小説をクラウドワークスなどで作ってもらい、音読したモノを販売したらチャンネル登録してくれている何人かは購入してくれるでしょう。
しかしこれがオールジャンルで活動した場合、チャンネル登録者数は特化させるより多いかもしれませんが、ホラーゲームを販売しても購入してくれる人は特化するよりも少ないはずです。
これはホラーゲームに限らず、オールジャンルで活動している限りチャンネル登録してくれている人は、ゲームが好きな人もいれば雑談が好きな人も居たりと、ファンに刺さるコンテンツを作るのが難しいんですよね。
そのためコンテンツを作って販売したいと考えているなら、ジャンルは特化していた方がファンが何を望んでいるかが判断しやすいのでコンテンツを売りやすいです。



確かにジャンルを特化した方が、販売するコンテンツを作りやすいわね!
企業案件が獲得しやすくなる
ジャンルを特化させることで、企業からの案件を獲得しやすくなります。
なぜなら、Vtuberに活動内容と全く違うジャンルの商品を紹介して貰うよりも、活動内容にあった商品を紹介して貰った方が売れるからです。
これは、”収益化しやすい”で説明した内容と同じです。
やはりオールジャンルで活動しているVtuberのファン層と、ホラーゲームばかり配信しているVtuberのファン層に対してホラーゲームの紹介をしてもらう場合、どちらがいいか言われたら後者のVtuberさんですよね。
後者のVtuberのチャネルでホラーゲームを紹介した方が、ファンに刺さり購入して貰える可能性が高いです。



企業案件の獲得は、ある程度チャンネル登録数が居ないと難しいですね
とはいえ、どんなジャンルでも良いわけではありません。以下の3つの軸で考えましょう。
- ①あなたの「好き・得意」:情熱を持って続けられること。
- ②市場の「需要」:そのジャンルを観たい人がいるか(YouTubeで検索し、同ジャンルの動画の再生数などを確認)。
- ③あなただけの「独自性」:同じジャンル内で、どう差別化するか(例:縛りプレイ、解説特化など)。
これは魚釣りをイメージして貰えば分かりやすいかもしれません。
魚が100匹いる川でエサを付けて釣りをすればいずれ魚が釣れますが、魚がいない川で釣りをしても釣れないのは当たり前ですよね?
需要がある釣り場で、自分だけの特別なエサを使って釣りをすることが重要です。
そして、これはジャンル選びでも同じです。
全く需要のないジャンルで動画やライブ配信をしてもチャンネル登録数は増えませんので、ジャンルを選ぶ際はある程度需要のあるものを選びましょう。
仮にそのジャンルで活動しているYouTuberが少なくて、動画の再生数やチャンネル登録者数が多い場合は穴場のジャンルかもしれませんので、チャンレジしてみるのもいいかもしれません。
また激戦ジャンルで他Vtuberさん達と勝負する場合は、同じジャンルでも内容に差別化をすることで勝てるかもしれませんので、他の人がやっていない事を探して挑戦してみてください。
このように、「ジャンルの特化」は、単に活動内容を決める作業ではありません。YouTubeアルゴリズムを味方につけ、熱狂的なファンを育て、収益化への道を切り拓くための、極めて強力な成長戦略なのです。
「〇〇といえば、このVtuber」。このポジションを確立することが、あなたの成功を大きく手繰り寄せるでしょう。



人気になればジャンルを広げてもいいですが、最初は特化がオススメですね



どんなジャンルに特化させようかしら?
YouTubeでどんなジャンルで始めようか悩んでいる人は以下の記事も参考にしてみてください。↓


ターゲットを決める


コンセプトと専門ジャンルが決まったら、次に行うべきは「たった一人の理想のファン」を具体的に描き出し、その人に向けて全てのコンテンツを届けるという、極めて重要なターゲット設定です。
なぜなら、「万人受け」を狙った当たり障りのないコンテンツは、結局誰の心にも深く刺さらず、無数のライバルの中に埋もれてしまうからです。
一方で、「たった一人」に深く刺さるように作られたコンテンツは、その人と似た境遇や悩みを持つ多くの人々の心に「これは、自分のための配信だ!」と強く響きます。
その結果、あなたの発言一つひとつに共感し、熱心に応援してくれる「濃いファン層」が自然と形成されていくのです。
「理想のファン」は、項目を埋めるように具体的に設定してみましょう。まるで、実在する友人について考えるように、その人物像を鮮明に描くことが重要です。
- 名前(仮名):
- 年齢、性別、職業:
- 休日の過ごし方:
- 好きなゲームやアニメ:
- 今、抱えている悩みや願望:
例えば、あなたが「FPSゲーム」というジャンルを選んだとします。
- 悪い例(ターゲットが曖昧):「FPSゲームが好きな人」
- これでは、どんな内容が響くか分からず、ありきたりな配信になりがちです。
- 良い例(ターゲットが明確):
- 名前:タカシ
- 人物像:22歳社会人。仕事終わりにFPSをやるのが唯一の楽しみ。でも最近、特定のランク帯から抜け出せず、上達しないのが悩み。
- この「タカシくん」に向けて配信を考えると、「タカシ君みたいな人がやりがちな、ランクが上がらないNG行動3選」や「これを意識するだけ!タカシ君でもできるエイム練習法」といった、具体的な悩みを解決する鋭いコンテンツが自然と生まれます。
また、この「タカシくん」がお財布から無理なく出せる金額はいくらか?を考えれば、グッズやコンテンツの値段設定も自ずと決まってくるでしょう。
たとえば、タカシくんが社会人であれば働いているので、グッズやファンクラブの値段はそこそこ高くて問題ありません。しかし、学生の場合は働いていないので値段設定を低めにしてあげる必要があります。
このように、ターゲットを「たった一人」にまで絞り込むことで、逆説的に、発信するメッセージが多くの人の心に深く届くようになるのです。
不特定多数の「みんな」に向けて発信するのではなく、たった一人の大切な「あなた」へ。この意識を持つことが、熱狂的なファンとの強い絆を築き、安定した収益化を実現するための第一歩となります。



このFPSのプ、プロが教えてあげるわッ!



プロ?(FPSゲームやった来ないな・・・)
収益化方法を決める


これまでのステップで固めたコンセプトとターゲットを元に、いよいよ年収400万円を達成するための具体的な『収益化ロードマップ』を設計します。「行き当たりばったり」ではなく、計画的に収益の柱を構築していく段階です。
なぜなら、何の計画もなしに活動を始めると、不安定な広告収入やスパチャに一喜一憂し、「いつまで頑張れば報われるんだろう…」という精神的な消耗戦に陥ってしまうからです。



ゴールが分からないマラソンをやっているみたいなイメージね
事前にロードマップを描いておくことで、大きな目標が「達成可能な小さな目標」の連続に分解されます。「今はこの小目標を目指そう」という具体的な指針が、日々の活動のモチベーションを維持し、あなたを着実にゴールへと導いてくれます。
年収400万円(月収約33.4万円)というゴールを、活動フェーズごとに分解し、収益ポートフォリオを組み立ててみましょう。
●フェーズ1:基盤構築期(目標:月収5万円)
まずはYouTubeの収益化を達成し、最初の成功体験を積むことが最優先です。
- アクション: チャンネル登録者1,000人&総再生時間4,000時間をクリアする。
- 収益プラン: 広告収入(3万円) + スパチャ(2万円)
●フェーズ2:コミュニティ収益化期(目標:月収15万円)
ファンとの絆を、安定した収益に変えていく段階です。
- アクション: メンバーシップを開設。初のデジタルコンテンツ(ボイスなど)を販売する。
- 収益プラン: 広告収入(5万円) + メンバーシップ(5万円 / 500円×100人) + スパチャ(5万円)
●フェーズ3:収益拡大期(目標:月収33.4万円~)
多様な収益の柱を育て、目標達成を目指します。
- アクション: 受注生産でのグッズ展開。企業案件獲得も視野に入れた活動を行う。
- 収益プラン: 広告収入(8万円) + メンバーシップ(10万円 / 500円×200人) + スパチャ(5万円) + グッズ・コンテンツ等(10.4万円)
これはあくまで一例です。あなたの得意なこと(例:イラストが得意なら、グッズの比重を上げるなど)に合わせて、自分だけのロードマップを作成することが重要です。
このように、収益化ロードマップを描くことで、闇雲に頑張るのではなく、今やるべきこと、次に目指すべきことが明確になります。
一歩ずつ着実にゴールに向かっているという感覚が、あなたの活動を支える強力なエンジンとなるでしょう。これは机上の空論ではなく、あなたのVtuber活動を成功に導くための、最も重要な戦略書なのです。



難しいけど、頑張るしか無いわねッ!



その意気ですッ
Vtuberのオススメ収益方法について詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてください。↓


ファン集めに力を入れる


最後のステップは、これまでの計画を実行に移し、ファンを一方的に『集める』のではなく、共に楽しみ、成長していく『コミュニ-ティ』を育て続けるという、最も重要で終わりなき活動です。
なぜなら、あなたがこれまで計画してきた全ての収益化プラン(スパチャ、メンバーシップ、グッズ、案件)は、熱心なファンがいて初めて成り立つからです。
視聴者の数が多くても、そこに熱量がなければ収益には繋がりません。あなたの活動を心から応援し、支えてくれるファンとの強い絆こそが、Vtuberとして長期的に成功するための最も大切な資産となるのです。
ファンコミュニティを育て、拡大し続けるためには、以下のサイクルを回し続けることが効果的です。
- 「動画投稿」で新規ファンと出会う(名刺を配る)
ライブ配信の面白い部分を切り抜いた動画や、あなたの専門性が光る企画動画は、YouTubeのアルゴリズムに発見されやすく、まだあなたを知らない人への「名刺」代わりになります。まずは動画であなたという存在に興味を持ってもらうことがスタートです。 - 「ライブ配信」でファンとの絆を深める(仲間になる)
動画で興味を持ってくれた人を、ライブ配信での双方向コミュニケーションを通して「ファン」に変えていきます。一人ひとりのコメントを大切に拾い、共に時間を過ごすことで、「視聴者」からかけがえのない「仲間」へと関係を深めていきましょう。 - 「SNS(特にX)」でコミュニティを活性化させる(日常を共有する)
SNSは24時間稼働する、あなたの「ファンクラブの部室」です。配信外での何気ないつぶやきや、ファンアートへの感謝、他の配信者との交流など、あなたの人間味が伝わる発信が、コミュニティに活気を与え、次の活動への期待感を高めます。 - 「コラボ配信」で世界を広げる(仲間を増やす)
ある程度の実績(登録者数など)ができたら、他のVtuberとのコラボも有効です。これは単なる宣伝ではなく、お互いのコミュニティが交流し、共に楽しめるお祭りを企画するという意識が重要になります。リスペクトを持って臨むことで、双方のファンから愛される素晴らしい機会となるでしょう。
このように、ファンとの関係構築は、個別の施策の寄せ集めではなく、動画・ライブ・SNSが有機的に連動した一つの「エコシステム」なのです。
これまでの4ステップで描いた計画は「地図」であり、ファンは「共に旅をする仲間」です。
この仲間との旅を心から楽しむことこそが、年収400万円への道を最も確かなものにする、究極の秘訣と言えるでしょう。



熱量の高いファンを集めるのは大変ですが、頑張りましょう



私に釘付けにしてあげるわッ!
当サイト(声すた!)では、Twitterの運用方法についての記事もあるのでぜひ参考にしてみてください。↓


稼ぐならホームページを作成するのがおすすめ


Vtuber活動を本格的な事業として成長させ、収益を最大化していくために、各種SNSやYouTubeの情報を集約するあなただけの『公式ホームページ』を持つことを強く推奨します。
なぜなら、あなた自身のホームページは、①ビジネスチャンスを逃さない「信頼性の高い窓口」として機能し、②あなたの魅力を余すことなく伝えられる「情報発信の司令塔」となるからです。
TwitterのDMはファンからのメッセージに埋もれがちで、重要な企業案件やコラボ依頼を見逃すリスクがあります。また、プラットフォームの仕様に縛られず、あなたの世界観や情報を100%自由に表現できる場所を持つことは、あなたをその他大勢の配信者から「一人のプロフェッショナル」へと格上げしてくれるのです。
公式ホームページは、訪れる相手によって様々な価値を提供します。
- 企業やコラボ相手にとっての「名刺・ポートフォリオ」
あなたのプロフィール、活動実績、そして何より信頼性の高い「お問い合わせフォーム」を設置することで、企業担当者は安心して連絡できます。「この人は真剣に活動しているな」というプロ意識が伝わり、大きなビジネスチャンスに繋がるでしょう。 - 新しいファンにとっての「完璧な入口」
あなたの配信をたまたま見かけた人がホームページを訪れれば、自己紹介、代表的な動画、過去の活動などが整理された状態で待っています。YouTubeチャンネルを遡って情報を探す手間を省き、あなたの魅力を最短距離で理解してもらうことができ、ファン化を強力に後押しします。 - 既存のファンにとっての「総合案内所」
ファンが「グッズが欲しい」「メンバーシップに入りたい」と思った時、その情報がまとまっている場所があれば、すぐに行動に移せます。BOOTHやファンクラブへのリンクを分かりやすく設置することで、ファンの応援したい気持ちを収益へとスムーズに繋げることが可能です。
このように、自身のホームページは単なる連絡手段ではありません。
あなたのVtuber活動における全ての情報を集約し、信頼性を高め、あらゆる収益機会を最大化するための『司令塔』なのです。
SNSという「出張所」だけでなく、揺るぎない「本拠地」を構えること。それが、あなたの活動をアマチュアからプロフェッショナルへと引き上げる、非常に大きな一歩となります。



仕事の窓口として優秀です



問い合わせが殺到したらどうしようかしら
ブログを作るには有料・無料とあります。どちらも、メリット・デメリットがありますので自分に合った方を選んでみてください。
有料・無料ブログについて詳しくは以下記事で紹介しています。記事ではネット声優に対して書いていますが、Vtuber活動者でも問題ないので、ぜひ参考にしてみてください。↓


まとめ
今回はVtuberとしてのお金の稼ぎ方について紹介しました。
今回紹介した事をすべて実践したとしても成功するとは限りません。
しかし、少しでもVtuber活動だけで生活する可能性を上げたいなら、実践してみて損は無いのでぜひ試してみてください。
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