声優の専門学校に通おうと考えているけど、学校自体が多いため「どの学校に入学すれば良いの?」と迷われる方もいるでしょう。
せっかく高い学費や長い時間を掛けて声優について学ぼうとしているのに、入学した専門学校が合わず、最終的に辞めるなんて嫌ですよね。
そのような学校を選ばないためには、最初に特定の条件を絞ることが大切です。
そうすることで、自分が想い描いた声優になれる専門学校を見つけやすくなります。
この記事では専門学校を選ぶための選定方法と、オススメの専門学校について紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
声優の専門学校とは?
声優の専門学校は、声優になるために必要な知識やスキルを学ぶ場です。
他にも声優について学べる場として「養成所」がありますが専門学校の場合、基礎的な部分からはじまり挨拶やマナーなど、声優の技術から礼儀作法までみっちり学べるため、演技未経験者におすすめの教育機関となります。
演技経験が無い人は専門学校がオススメなのねッ♪
専門学校の場合は基本的に2年制の週5日で講義があります
専門学校の特徴として下記をご覧ください。
- 授業時間が多いので、時間をかけてじっくり学べる
- 基礎的な部分から専門的な技術まで幅広く学べる
- デビューのためのサポートが充実
- 学歴として認められる
- 複数の声優事務所のオーディションを受けることが可能
中でも卒業前に開催される声優事務所の所属オーディションがあることは最大の特徴といえます。
このオーディションとは、卒業前に大小問わず声優事務所が一斉に集まり専門学生の採用を決めるイベントです。
声優は事務所に所属することが大きな指標となっているため、専門学校では多くの事務所を招待しています。
専門学校によっては70社以上参加するオーディションを開催する学校もありますよ
専門学校以外の教育機関でいえば養成所もありますが、養成所の場合1つの事務所オーディションしか受けられないのがネックとなります。
多くの養成所は声優事務所が運営していて、自社運営の養成所で将来活躍して貰う人材を育てるので、オーディションに受かる選択肢を増やすなら専門学校がおすすめです。
「専門学校」と「養成所」の違いは以下のイラストで簡単にまとめました↓
養成所でも、日本ナレーション演技研究所(通称:日ナレ)みたいに複数の事務所が運営しているなどの例外もあります
声優専門学校と養成所の違いについて、より詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
なぜ事務所に入る必要があるのか?
声優教育機関の選択を「専門学校 or 養成所」どちらにするかはあなた自身のスタイルによりますが、どちらの教育機関も事務所に所属してもらうための教育をしています。
なぜなら声優の仕事は個人に対して依頼が来るわけではなく、事務所に依頼が来てそこから事務所が所属声優に仕事を振るからです。
下記の画像をご覧ください。
図にも記載している通り、声優の仕事はオーディション形式できまることが多く、そのオーディション自体の話は事務所にきます。
分かりやすいところでいえば、アニメキャラのオーディションですね。
アニメキャラの声優をきめるときは、アニメ制作側がオーディションの話を各事務所にもっていき、事務所は所属声優からオーディションに参加する人材を選抜します。
その後、アニメ監督や音響監督が参加者の中からキャラにあった声優をきめます。
絶対私を選んでもらうわよッ!
中には、クレヨンしんちゃんの二代目しんのすけ声優である小林由美子さんのように、制作側から指名されることもありますが、基本的にはオーディションできめることがほとんどです。
そのため声優として活動するには
- 声優の仕事を得るためにオーディションに合格する必要がある
- そのオーディションの参加資格として事務所に所属する必要ある
- 事務所に入るために専門学校に入学する必要がある
といった感じで、オーディションの参加資格を得る為には事務所に入らないといけません。
そして、その事務所の所属オーディションや、アニメキャラの声優オーディションなどに合格するために、専門学校などで声優の勉強をする必要があるんですよね。
それに専門学校の場合は、卒業前に何度も事務所所属オーディションを受けるチャンスがあるので、声優として仕事を取る良い練習にもなります。
声優として活動するためには事務所に所属する必要があるのねッ!
事務所に所属していないと、そもそも声優として活動するのが困難ですからね
声優専門学校の選び方を紹介
声優について学べる専門学校は全国で30か所くらいあります。
そのため、声優に興味はあるものの、これまで何も学んだことが無い人からしたら”なにを”基準にして学校を選べばいいのか検討も付かないですよね?
ここでは、そんな人のために専門学校の選定方法を6つにまとめましたので、ぜひ参考してみてください。
卒業後の進路や実績
専門学校を選ぶうえで最も大事だと言ってもいいのが『卒業後の進路や実績』です。
なぜなら、プロ声優をたくさん輩出している専門学校はその分、声優になるまでの道筋が専門学校内でしっかりと整備されているからです。
それは授業内容であったり、施設の設備、サポート、教える教員などいろいろあります。
なるほど・・・卒業生の進路や実績が選ぶときの指標になるってことねッ!
専門学校は声優の知識やスキルを学ぶところですが、いくら知識やスキルを身に付けたとしても実際に声優として活動できなければ、あまり意味はないですよね?
さきほど説明しましたが声優の仕事は、「個人」では無く「事務所」に依頼がくるため、声優として活動するなら必然的に声優事務所に所属する必要があります。
そのため、専門学校に入学する最終目的は事務所に所属することといってもいいでしょう。
そして、少しでも所属するための可能性を上げるために事務所の『所属率』や卒業生達が、『どの声優事務所に所属したか』を知っておくのが大切です。
極端な考え方をするなら、過去に声優事務所に所属した実績がない専門学校に入学するのと、毎年何人ものの所属者を輩出している専門学校があったとしたら、後者の学校に入学したいと思うのはあたりまえですよね。
たとえば、声優の専門学校で有名な『アミューズメントメディア総合学院』では声優事務所の所属オーディションで、2022年の実績として直接所属合格率が『71.0%』と、とても高い数値を出しています。
凄すぎるわッ!
また、卒業生の中には有名な声優さん達がたくさんいます。
・前野 智昭:はたらく細胞(白血球)
・伊藤 かな恵:とある科学の超電磁砲(佐天涙子)
・加藤 英美里:魔法少女まどか☆マギカ(キュゥべえ)
・柿原 徹也:FAIRY TAIL(ナツ・ドラグニル)
・河西 健吾:鬼滅の刃(時透無一郎)
・小林 裕介:Re:ゼロから始める異世界生活(ナツキ・スバル)
このように卒業生の実績や進路を知ることで、自身がどのような工程を踏んで声優になるかイメージが付きやすいです。
また、自分のいきたい事務所に卒業生が所属しているなら、どのようにすればオーディションに合格できるか学校経由で聞けたり、アドバイスを貰えるかもしません。
そのため、声優の専門学校を選ぶ際は必ず卒業後の進路や実績を確認することをオススメします。
オーディション開催数と参加する事務所数
専門学校を選ぶうえで卒業後の進路・実績と同じくらい、『オーディション開催数と参加する事務所数』も重要です。
なぜなら、オーディションの回数や参加する声優事務所が多ければ多いほど『声優』になれる可能性が高くなるからです。
声優専門学校では、卒業年度に学校内や施設を借りて声優事務所の所属オーディションを開催します。
所属オーディションでは声優事務所を集め、オーディションを開き、そこで結果をだすことで学生は事務所に所属できます。
そのため、オーディション・参加事務所の数が多いほど事務所に所属できるチャンスが増えると思ってください。
参加する数が大事ってことねッ!
たとえば、『アミューズメントメディア総合学院』の場合70社を超える声優事務所が集まり、オーディションは1日1社開催です。
中には合同オーディションといって1日で複数の事務所が参加するものもありますが、アミューズメントメディア総合学院では、1日1社にオーディションを絞ることで集中して自身の力を最大限に発揮できる取り組みを行っています。
一方、合同オーディションの場合は1日で複数の事務所にアピールできますし、人によっては「緊張するから1回で終わらせたい・・・」と思う人もいるでしょう。
そういう人達にとっては合同オーディション形式が最適です。
これは、1日1社あるいは合同オーディション、どちらが良い悪いではなく自身にあったオーディションを受けることが大切であり、各専門学校によってオーディション形式に違いがあるので、事前に確認することが大切です。
ふふふ、私はどっちでもド~ンっとこいよッ!
ただしオーディションに参加する事務所数自体が少ない場合は、せっかくの専門学校の特徴が生きてきませんので、専門学校の入学を検討している人は、オーディションの開催数や参加事務所数が多い学校を選ぶことをオススメします。
講義内容
専門学校を選ぶ際に『講義内容』も大切なポイントです。
専門学校といっても学校によって強みが存在します。
たとえば『代々木アニメーション学院』では声優アニソン科という学科があり、そこではアイドル声優になるためのカリキュラムが組まれていたり、生徒が音楽活動(ライブなど)の練習を学内で出来るように充実した設備を揃えていたりと、アイドル声優になるために特化させています。
私、アイドル声優になりたいわッ!!
アイドル声優に限らず、特定のジャンルに特化した声優を目指したいと思ったら、そのことについて学べる学校を選ぶ必要があるんですよね。
逆に現時点で自分がどのような職業に向いているのかわからない学生の方であれば、選択肢の多い専門学校を選ぶことをおすすめします。
専門学校『総合学園ヒューマンアカデミー』ではタレント専攻学科があり、こちらではさきほどと逆で特定の分野に絞って学びません。
この学科の特徴は、声優としてフリートーク・演技・ヴォーカル・セルフプロモーションなど、マルチ声優として活動するために幅広く知識やスキルについて学びます。
このように、学校によって講義内容や設備に違いがあるので、自身が目指している声優になれる場所なのかを事前に確認しておくことが大切ですね。
専門学校が認定校か無認定校か
専門学校には『認定校』と『無認定校』があります。
認定校の場合は公的機関が定めた基準に沿って講義内容を決めますので、どこの専門学校に行ってもある程度同じ内容を学べますし、『学歴』が付くことも大きな特徴の一つです。
学歴が付くってことは認定校を卒業したら『専門学校卒』ってなるのねッ!
無認定校の場合は特に基準等はないため、学校によって講義内容等に違いがでてきますし、学歴が付きません。
ですが、声優業界は『急激な変化が多い』業界です。
そのため基準等が特にない無認定校の場合、迅速にカリキュラムを変更できるので、急激な業界の変化にも対応できるんですよね。
たとえば、先程も説明した『アイドル声優』の需要が近年高まったりしていることも、業界の変化の1つです。
無認定校であれば『アイドル声優を目指す人が増えて来たので講義内容に組み込もう!』と、すぐに講義内容に組み込めますが、認定校の場合は公的機関が定めた基準に沿って講義内容を決めますので、すぐに授業には組み込めません。
もちろん、「認定校=最新授業は受けられない」というわけではありませんので安心してください
また、今回は例としてアイドル声優を出しましたが、今後は更に他の「何か」が流行る可能性だってあります。
それは、楽器が弾けて生演奏ライブができる声優かもしれませし、乗馬ができる声優かもしれませんが、今のところはどのような声優が流行るかは分かりません。
しかし、そういう業界内のブームに対応することは長く声優活動するためには大切なことなので、無認定校は「学歴」が付かないという理由で選択肢から外すことは非常にもったいないです。
認定校・無認定校どちらが良いかは、自分の考え方次第です。
認定校であれば学歴が付くので、仮に声優になれず就職の道に進んでも無認定校卒業した人と比べて、就職活動がしやすく、初任給も高いでしょう。
無認定校の場合、学歴は付きませんが常に最新の業界事情を汲み取った授業内容を受けられるので、少しでも声優になれる可能性を上げられます。
大切なことは、自身の将来像にあった専門学校を選ぶことです。
就職も視野に入れるなら学歴が付く認定校の方がいいけど、絶対声優になりたいから無認定もいいわねッ・・・
ここはしっかりと考えたいところですね
講師
専門学校を選ぶ際は講義を教えてくれる『講師』についても調べておきましょう。
特に現役の声優が担当している学校をオススメします。
理由は、現役の声優から教えてもらうことで業界の現状を把握できるからです。
講師の中には元声優や声優ではない人もいます。
その人達から学ぶこともたくさんあると思いますし、現役声優だからといって、講師に向いているかと言われれば違うでしょう。
どうせなら、教えるのが上手い人がいいわよねッ!
ですが、元声優や声優ではない人達からは業界の現状を教えてもらうことはできません。
業界の状況を把握しておくことは、とても大切です。
なぜなら、現状を知っておくことで事前に対策や準備ができるからです。
たとえば、「今どのような声優が活躍されているのか?」、「ギャラ状況はどうなのか?」や「オーディションではどういう人が受かるのか?」など、実際に現場で活動している人しかわからないことはたくさんあります。
そして、これらを事前に教えてもらうことで自分に何が足りないのか、何をするべきかが判断できるでしょう。
どのような特徴をもつ人が活躍しているのか知って、自身も同じ特徴を身に付ければ声優業界で必要とされる人材になれるかもしれません。
それは、声の質・演技力・容姿・歌唱力など求められる要素はたくさんあります。
これらの中で声優業界が何を求めているのか、一番肌で感じているのは現役で活躍している声優さん達です。
そのため、業界の現状や現場の雰囲気を知るためにも現役声優の講師に教えて貰うことは、自身の成長に大きく繋がります。
現場の雰囲気は、現役の人しか分からないことよねッ!
そして、学校によっては常勤している現役声優に教えてもらうだけでは無く、特別講師としてプロ声優さんを招いて特別講義を開催しています。
一例にはなりますが、声優専門学校である『総合学院ヒューマンアカデミー』では過去に下記の有名声優を呼んで講義を開きました。
- 井上 和彦:NARUTO(カカシ)
- 杉山 紀彰:NARUTO(サスケ)
- 竹内 順子:NARUTO(ナルト)
- 田中 真弓:ONE PIECE(ルフィ)
- 岡村 明美:ONE PIECE(ナミ)
- 山口 勝平:ONE PIECE(ウソップ)
- 野沢 雅子:ドラゴンボール(孫悟空)
- 朴 璐美:鋼の錬金術師(エルリック)
- 関 智一:ドラえもん(スネ夫)
すごッ!どの声優も第一線で活躍されている人ばかりね!?
他にもまだまだいますよ
このように、有名アニメキャラの声優を務めており、昔から声優業界で活躍されている人であれば、業界内の流れや現場で活動している人しかわからないことも知っているはずです。
そして、特別授業ではそういう人達から声優について教えて貰えるため、専門学校を選ぶ際は「誰が」教えているかも、一つのポイントとして見ておくのをオススメします。
学費
専門学校に通う場合、気になる点として『学費』が挙げられると思います。
やはり、2年間という長い期間を掛けて学ぶ専門学校は学費がとても高いです。
同じく声優について学べる養成所の学費と比べても、倍以上変わってきます。
実際、どれくらの違いがあるかというと下記をご覧ください。
学校 | 学費 | 期間 |
---|---|---|
専門学校 | 200万~250万 | 2年 |
養成所 | 20万~120万円 | 2年 |
やっぱり学費は結構掛かるわね・・・
表を見てわかる通り、専門学校の方が養成所と比べて学費が高いですよね。
これは、授業のコマ数が関係しています。
養成所の場合は週1~週3が基本ですが、専門学校は週5回授業があるので、その分学費が多高いです。
専門学校でも夜間コースだと、かなり抑えた金額になりますよ
また、同じ専門学校であっても学費に違いがでてきます。
ですが、専門学校を選ぶ際は『学費』が安いという理由だけで選ぶのは、あまりオススメしません。
なぜなら学費が高いのは、その分何かしらの理由があるからです。
学費が高い理由としては色々なことが考えられると思います。
たとえば
- 設備が良い
- 講師の質が良い
- 就職サポートが万全
- ブランド力や信頼性がある
など他にもいろいろあるでしょう。
ほとんどの人は声優になりたくて、専門学校に入学します。
そのため『学費』が安いという理由で決めるのではなく、学費に対してどれほどのサポートをしてくれるのかを重要視するのが大切です。
万全なサポートを私は望むわッ!
学費が安いがために設備がショボくて、オーディション対策などもあまり実施してくれない専門学校では、行く意味があまりありませんよね?
それであれば学費が高くても、設備やオーディション対策などがしっかりした専門学校にいくほうが、将来的には声優になれる可能性が高いといえます。
これは『学費が安い専門学校』がダメと言っているわけでは無く、あくまで学費に対してサポートが充実している学校を選ぶのが大切です。
以上6つを踏まえて、専門学校を選ぶことで自身が思い描く声優になれる学校を見つけることでがきますので、是非参考にしてみてください。
声優専門学校比較
ここでは、専門学校の各項目ごとの比較を出していますので、参考にして下さい。
声優専門学校比較表
アミューズメントメディア総合学院 | 総合学園ヒューマンアカデミー | 代々木アニメーション学院 | 東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校 | 専門学校 東京声優・国際アカデミー | 日本工学院専門学校 | 専門学校デジタルアーツ東京 | 東京アニメーションカレッジ専門学校 | 映像テクノアカデミア | 東放学園東京アナウンス学院 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
主な出身者 | 赤羽根健治 落合福嗣 白井悠 | 小原好美 伊藤節生 大亀あすか | 高野麻里佳 鈴村健一 中村悠一 | 和氣あず未 新井雄也 村上聡 | 佐藤拓也 代永翼 小堀幸 | 江口拓也 逢坂良太 豊口めぐみ | 青木まお | 本泉莉奈 石井未紗 小橋里美 | 桜木可奈子 皆川純子 小柳良寛 | 山口勝平 佐藤聡美 保志総一朗 |
講師の質 | プロ声優が講師 | プロ声優が講師 | プロ声優が講師 | プロ声優が講師 | プロ声優が講師 | プロ声優が講師 | 声優業界やアニメ業界で活躍された指導者など | プロ声優が講師 | プロ声優が講師 | プロ声優が講師 |
入所金 | 20万円 | 公式ページに記載なし。 ※要資料請求 | 20万円 | 公式ページに記載なし。 ※要資料請求 | 18万円 | 20万円 | 10万円 | 10万円 | 3.3万円 | 20万円 |
2年間学費 | 246万円 | – | 229万円 | – | 208万円 | 245万円 | 226万円 | 253万円 | 25万円(1年間) ※各コースによりバラつき有り | 245万円 |
学校区分 | 東京校:無認定校 大阪校:認定校 | 無認定校 | 無認定校 | 認定校 | 認定校 | 認定校 | 認定校 | 認定校 | 無認定校 | 認定校 |
学校情報 | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
今回上記で紹介した専門学校以外にも、まだたくさんの学校がありますが、比較表の学校だけを見ても「一体どこに通えば良いの?」と迷われる方も多いと思います。
そこで、おすすめ専門学校3つを以下にまとめました。
おすすめの専門学校3選
ここまで、声優専門学校の選び方について紹介してきました。
ですが、専門学校の数自体が多いため、結局どの学校が良いか選びきれない人も多いでしょう。
そのため、おすすめの専門学校を3つ紹介していきます。
- アミューズメントメディア総合学院
- 総合学園ヒューマンアカデミー
- 代々木アニメーション学院
それぞれ詳しく説明していきますので、参考にしてください。
アミューズメントメディア総合学院
おすすめの専門学校1つ目は『アミューズメントメディア総合学院』です。
- 70社以上参加の校内オーディション
- 卒業生の事務所所属率71%
- 社会人や大学生でも通える週1コースがある
- 在学中からプロ現場を体験できる
- 就職サポートや設備が充実
専門学校を選ぶ際、「オーディション開催数」や「参加する声優の事務所数」、「進路や実績」が重要だと説明しました。
なぜなら、これらが良いほど声優事務所に所属できる可能性が高まるからです。
選ぶ際にかなり重要視するポイントってことねッ!
たとえば高校卒業後、声優を志す友人と別々の専門学校に行ったとしましょう。
あなたが入学した専門学校は所属オーディションに参加する事務所が10社で、しかもオーディション回数も合同オーディション形式で1回しかなかったとします。
一方違う声優専門学校に行った友人のところはオーディションに参加する事務所が50社で、オーディション回数も50回だった場合、友人と同じ熱量でアフレコ練習・発生練習・演技練習など、2年間という長い年月を掛けて必死に声優の知識やスキルを身に付けとしても友人は事務所に所属できて、あなたは所属できないかもしれません。
な、なんで~?汗
なぜなら、チャンスの回数が少なすぎるからです。
もちろん、事務所が要求する実力がなければ100回チャンスがあったとしても事務所に所属することはできません。
ですが、要求レベルを満たしているならチャンスの回数が多いほど有利です。
声優事務所に所属できずに専門学校を卒業した人が進み道は、就職か養成所に行くかのどちらかです。
あなたに、「お金」「時間」「やる気」があるならリベンジすればいいですが、中には二年という長い時間を掛けたにも関わらず努力が報われなかった為に、声優になるのを諦めて就職の道を選ぶ人も多いんですよね。
このような後悔をしないためにも、入学前の段階からオーディション数や参加事務所数が多いところを下調べするなど、はじめの内から少しでも声優になれる確率を上げる努力が大切です。
そして、アミューズメントメディア総合学院では今話したこと全てがTOPクラスの水準となっています。
- 70社を超える事務所からエントリー制限なしで自由に受験ができる
- オーディションは1日1社開催(合同オーディション一切なし)
他の専門学校と比べてもトップクラスのオーディション数と参加事務所の数になります
中でも、一番の特徴は入学者の9割以上が演技未経験にも関わらず、2022年卒業生の事務所所属率が『71%』と、とても高い実績を出していることです。
事務所所属率が『70%』越え!?・・・魅力的過ぎるわッ!
実際に、アミューズメントメディア総合学院では、オーディション数や事務所所属率の高さに惹かれて入学する人が多いです。
たとえば、2022年3月卒業生達はインタビューで下記の様に答えています。
「AMGでは、様々なプロダクションのオーディションを受けることができます。演技未経験で、業界についてなにも分からなかった私にとって、進路の選択肢が多いということは、とても魅力的でした。」
「努力をすることは前提ですが、どうすれば最短で声優の事務所に所属できるのか調べたり実際に見学に行ったりしていたとき、AMGの直接所属率の高さに惹かれました。」
他の卒業生インタビューを見ても、アミューズメントメディア総合学院を選ぶキッカケとして多いのは、『未経験から始めてもプロダクションへの高い合格率』を魅力的に感じて入学を決意する人が多い感じですね。
そんなアミューズメントメディア総合学院では無料で資料請求ができ、資料では卒業生や在校生がインタビューに答えていたりと、学校の雰囲気がわかりしますので、入学を検討しているなら一度取り寄せみてもいいかもしれません。
\ 無料で簡単60秒で請求可能! /
学校の雰囲気って気になる所よね♪
学費や講義についても詳しく書かれていますよ
他にも、より詳しくアミューズメントメディア総合学院の特徴など知りたい方は下記の記事も参考にして下さい。
代々木アニメーション学院
おすすめの専門学校2つ目は『代々木アニメーション学院』です。
- 週一から社会人・大学生も通える
- 多数の声優輩出実績
- 有名声優監修のカリキュラム
- 在学デビュー
- 複数のサポート体制
代々木アニメーション学院では2つの特徴があります。
1つは業界の至るところに心強い先輩がいることです。
代々木アニメーション学院は日本初のプロの声優を育成する専門の学科を立ち上げ、40年以上アニメ業界とともに歩んできました。
これまで卒業生の数はのべ12万人にのぼり、日本では年間200以上のアニメ作品が制作されていますが、放送されているほぼすべてのアニメ作品に代々木アニメーション学院の卒業生が関わっています。
1978年に東京校が開校され、1990年に初のプロ声優を育成する専門学科を立ち上げました
つまり、仕事現場で先輩にアドバイスや相談ができるんですよね。
いくら、専門学校で声優の知識やスキルを身に付けたとしても新人声優のときは、とにかくはじめてのことばかりで仕事からプライベートのことまで悩みはつきないでしょう。
それは、オーディションが全然受からないだったり、声優業とアルバイトの両立が上手くできないなどいろいろです。
そんなとき代々木アニメーション学院の卒業生であれば、同じく卒業生の先輩に対して、仕事のアドバイスやプライベートの相談を気軽にできるかもしれません。
これは、40年以上の歴史と12万人以上の卒業生を業界に輩出した実績を持つ、代々木アニメーション学院ならではの強みです。
40年以上の歴史があってこそねッ!
2つ目の特徴は、全国どこの校舎にいても同水準の教育を受けられることです。
下記は声優について学べる校舎の一覧になります。
- 東京
- 池袋
- 大阪
- なんば
- 名古屋
- 福岡
- 札幌
- 仙台
- 広島
- 金沢
代々木アニメーション学院では全国10校舎あり、どこの校舎であってもオリジナルテキスト、授業時間数、授業単元、カリキュラムの進行を統一しているので、どこで学んでも同じ技術が身につけられます。
そのため、仮に地方在住であっても東京校と同じ水準の教育を受けられるんですよね。
また、動画配信アプリを使用したオーディションなども開催しているので、どの地域の校舎に在学していても、東京校と変わらないオーディションのチャンスがあるのも代々木アニメーション学院の特徴です。
各校の成績優秀者は東京校に招き、オーディションを行うみたいです
場合によっては、交通費を負担するケースもあるみたいよッ!
代々木アニメーション学院では無料で資料請求ができ、資料では詳細な講義内容や学費など他にもいろいろな内容が記載されているので、入学を検討しているなら一度取り寄せみてください。↓
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総合学園ヒューマンアカデミー
おすすめの専門学校3つ目は『総合学園ヒューマンアカデミー』になります。
- 学内と業界マネージャーの二人が学生を徹底サポート
- 年間オーディション数350回以上
- 業界との太いパイプがある
- 著名な声優陣によるワークショップや演技指導がある
- 在学中からプロ現場を体験できる
総合学園ヒューマンアカデミーでは、以下3つに力を入れています。
デビューの確率を上げる
デビューの確立を上げるためにオーディション回数を多く取っています。
具体的には年間で350件以上のオーディションが行われ、参加する事務所も90社以上です。
オーディションは例年1月中旬から3月末までの2ヶ月以上かけて実施され、回数の多さからオーディションにも慣れ、本来の力を発揮できるでしょう。
また、全国をライブシステムでつなぐので、どこの校舎でも平等のチャンスがあるのが魅力的です。
全国に校舎がありますよ
- 札幌校
- 仙台校
- 大宮校
- 新宿校
- 横浜校
- 静岡校
- 名古屋校
- 京都校
- 大阪校
- 神戸校
- 広島校
- 北九州校
- 福岡校
- 鹿児島校
- 那覇校
実力や目標に合った科目を選択
自分のスキルや個性、目標によって科目選択が可能です。
たとえばあなたがアニメ声優として活躍したいと考えているなら、「演技」や「アフレコ」の授業を選択すればいいですし、アイドル声優なら「ボイストレーニング」や「ダンス」の授業も選べます。
他にもナレーションやラジオMCの授業だったりと、自分が思い描く声優になるために必要な科目を選択できるので、効率よく時間を使い、現役プロ講師からしっかり学べます。
私は何でもできるオールラウンド声優を目指すわよッ!
頼れる業界人からの厚いサポート
総合学園ヒューマンアカデミーでは『Wマネージャー制度』というものがあります。
こちらは、「学内マネージャー」と「業界マネージャー」の二人が声優になるために学生一人ひとりに対して徹底的にサポートしてくれる制度です。
- 学内マネージャー:学習や新生活の不安や悩みの解決や芸能業界の情報と進路指導に精通している
- 業界マネージャー:芸能・声優業界とのつながりを持つマネージャーが、事務所のことやオーディション対策をサポート
自分がどういう声優になりたいか決まっている人であれば問題ありませんが、中には「声優になりたい!」という気持ちはあっても具体的にどんな仕事をしたいかまで決めていない人もいるでしょう。
声優になりたいけど、たしかにしっかりとした声優像は決めた事無いわね・・・
自身がどんな声優になりたいかを決めることはとても大切です。
なぜなら、自身の『声優像(目標)』を決めることで回り道せずに自分が思い描く声優に最短で進めるからです。
たとえば、「ナレーション声優になる!」と決めた場合、上記で説明した選択科目で「ダンス」を選ぶ必要はありません。
それよりも、その分ナレーションの授業を選んだ方が目指す声優像に近づけます。
専門学校なので、基礎から専門的なところまで幅広く学べますが、やはり『声優像(目標)』をしっかりと決めることで、効率よく必要な知識やスキルを身に付けられます。
しかし、それが分っていても実際に声優像をしっかり決めるのは難しいですよね?
そういう人のために『Wマネージャー制度』があるので、具体的にどんな声優になりたいか迷われている方にはオススメの制度です。
いろいろ相談できるのはありがたいですね
人によっては養成所の方がオススメ
ここまでの説明でかなりの数の専門学校があることが分かったと思います。
そして、専門学校の場合はどうしても2年間で200~300万円ほど『学費』が掛かってしまうため、金銭面の不安やとにかく早く声優になりたいと思っている人は声優養成所に行くことも検討してみてください。
養成所であれば、専門学校と比べて学費が安いですし、授業時間も短いです。
詳しく知りたい方は下記の記事も参照してください。
また、VoicePlanetプロジェクトに参加して声優になる方法もあるので、興味がある人は以下記事も参考にしてみてください。↓
まとめ
今回は、専門学校の選び方とオススメの専門学校についてまとめてみました。
- 専門学校を選ぶときは『オーディション開催数と参加プロダクション数』と『卒業後の進路や実績』が大切
- 自分の声優像に合った専門学校を選ぶのが大切
これから声優を目指そうと思っている人はぜひ今回の記事を参考にして貰えればと思います!
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