声優を目指すなら専門学校と養成所どっちがいい?学費についても比較!

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声優になりたいと思ったら『専門学校』と『養成所』のどちらかに通うのが一般的です。

どちらも、知識を身に付けることには変わりありません。

ですが、どちらに通えば自分の理想とする声優の仕事に就けるのかは判断し難いですよね。

そこで、この記事では二つの違いや学費の比較などについて紹介しているので、専門学校か養成所のどちらに通うか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

声優の専門学校と養成所の違い

プロの声優になりたいなら、専門学校養成所に通うのが一般的です。

なぜなら、『独学』だけでデビューするのは難しく、完全素人から独学で人気声優になった事例がゼロに近いからです。

大前提として声優の専門学校や養成所に通ってもデビュー出来ない人が大多数いるのに、ボイストレーニングや演技方法といった、プロからの指導を受けずにオーディションを勝ち取る道筋はほぼ不可能と思っておいていいでしょう。

一応、声優事務所の81プロデュースが毎年開催している新人声優オーディション「81オーディション」では、一般人でも声優になれるチャンスはあります。

しかし、2021年に開催した時の応募人数は2626名でありそのうち優秀賞1名、特別賞獲得3名という結果に終わりました。

つまり選ばれたのは4名であり、合格率でいうと約0.15%というわけです。

応募者のほとんどが声優教育機関や劇団などで演技について学んできた人達であり、その中で未経験者が選ばれるのは難しいでしょう。

そのため、プロの声優になりたいなら、まずは声優の教育機関に通って声優事務所に所属する必要があるんですよね。

ではこの2つの違いですが、養成所は声優事務所が運営している育成機関で、専門学校は学校法人として認められた育成機関になります。

この声優事務所の運営と学校法人で具体的になにが変わってくるかですが、主に下記の4つが違ってきます。

  • 入学方法
  • 講義時間内容
  • 所属オーディション
  • 学歴

入学方法
専門学校は入学時にオーディションがありませんが、養成所では入所オーディションがあり、合格しないと入れません

これらに違いがあるのは目的が別だからです。

専門学校の目的は、多くの生徒に入学してもらい学費を払ってもらうことなので、入所オーディションを行いません。

一方、養成所の目的は運営する声優事務所で活躍する声優を育てることです。

もちろん、養成所に入所してもらい学費を払ってもらう方がいいですが、仮に養成所で儲けがでなくても、事務所側で収入源があるのでむやみやたらに生徒を受け入れる必要はありません。

それよりも、将来的に事務所に所属して人気声優になって貰った方が事務所としては自社の宣伝にもなりますので、長い目でみればそちらの方がいいでしょう。

講義時間内容
専門学校の場合、一日にみっちりと講義が詰まっており基本的には週5で学校に通う必要がありますが、養成所の場合は週1~3回が一般的です。

これらの違いについては、講義のコマ数が関係しています

基本的に養成所はある程度基礎ができている前提で授業が進むのに対して、専門学校は基礎から応用、挨拶マナーなど声優のありとあらゆることを学ぶので、養成所と比べて講義のコマ数が多くなります。

そのため、演技未経験者であれば専門学校で基礎から学ぶのがオススメですし、経験者であれば実践的な講義が多い養成所がいいでしょう。

所属オーディション
専門学校は卒業間際にいろいろな声優事務所の所属オーディションを複数受けることが可能ですが、養成所は運営している声優事務所のオーディションしか受けられません。

なぜなら、養成所の目的は将来的に活躍してくれる声優を育てることなので、自社が運営している養成所で育てた生徒を他の事務所に渡したくないからです。

逆に専門学校の場合は、養成所の様な縛りはないため、できるだけ多くの声優事務所を招待してオーディションを開催します。

そうすることで、専門学校は「ウチの生徒が声優事務所に所属した!」という実績を作れますし、事務所側も自社の養成所で育てた生徒以外に、活躍しそうな人を獲得できるのでwinn・winnな関係なんですよね。

学歴
養成所は学歴が付きませんが、専門学校は学校法人として認められた育成機関になりますので卒業すれば『学歴』が付きます。(専門学校によっては学歴が付かない場所もあります)

以上が『養成所』と『専門学校』の大きな違いになります。

また、声優のなり方について以下記事で説明しているので参考にしてみてください。↓

声優を目指すなら専門学校と養成所どっちがいい?

ここまで、『養成所』と『専門学校』の違いについて紹介してきましたが、実際にはどちらに通うほうがいいか判断が付かない人もいるでしょう。

人によって「声優になりたい」という熱量やモチベーション、目的にもよるので一概には言えませんが、一刻も早く声優になりたいのであれば『養成所』をおすすめします。

なぜなら、養成所の場合最短1年で声優になれる可能性があるからです。

たとえば、養成所で有名な『日ナレ(日本ナレーション演技研究所)』は年1回、事務所に所属するための所内オーディションが行われ、結果を残せば声優事務所に所属ができます。

日ナレの場合、所内オーディションは1年目から応募資格が得られるため、最短でいけば養成所に通って約一年でプロの声優になることも可能なんですよね。

声優志望のギャル

私には才能があるから、きっと余裕で合格ねッ!

一方、専門学校の場合は二年の教育期間を得て卒業前に、声優事務所の所属オーディションを受けられます。

そのため、どうしても養成所と比べて事務所に所属できるまでの期間が長くなってしまいます。

ですが、専門学校は基礎から応用、挨拶マナーなど声優のありとあらゆることを学ぶことできますので、演技に自信がない人は専門学校がオススメです。

声優志望のギャル

才能の塊である私には関係無いけど、基礎は大事よね・・・汗

実際に、どちらが良いかは自身が何を重要視するかで変わってきます。

演技経験者であれば養成所で、未経験者であれば専門学校がオススメです。

それでもどちらにするか判断付かない人は、下記で専門学校と養成所のメリット・デメリットについて書いてますので、判断材料に活用してください。

また、おすすめの専門学校養成所と他にもVoicePlanetプロジェクトに参加することで声優になる方法もあります。

詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。↓

専門学校のメリット・デメリット

ここでは、専門学校のメリット・デメリットについて紹介していきます。

専門学校のメリット

まずメリットについてですが、専門学校では下記の点が挙げられます。

  • 基礎から学べる
  • 専門学校卒の学歴が得られる
  • いろいろな声優事務所のオーディションを受けられる

それぞれ説明していきますので参考にしてください。

基礎から学べる

専門学校では、時間を掛けて声優に必要な技術を基礎からじっくり学べます。

なぜなら専門学校の場合、週5回学校に通うのが基本であり養成所と比べて講義のコマ数が圧倒的に多いため、基礎を学ぶ時間が確保できるからです。

養成所の場合は週1~3回通うのが一般的であり、基礎を学ぶために時間をあまり使わず、実践的な内容に重点を置いている場所が多いのでその分講義のコマ数を減らすことができるんですよね。

声優志望のギャル

週5回と3回だったら、結構な差が発生するわよね?

たとえば、声優の専門学校である『総合学園ヒューマンアカデミー』では月曜~金曜まで全てに講義があり、約1時間30分の講義が多い日で5限分あります。

一方、養成所の『日ナレ』の場合は1日1レッスンであり、講義時間は約2時間。一番多いコースで週3回です。

仮に週3回コースに通っていたとしても専門学校とでは一年間経過した場合、単純に計算しても学校に通う回数は約96回分くらいの差が発生します。

もちろん、養成所と専門学校では講義内容が違うため、一概にはどちらが良いかとはいえません。

ですが、演技に自信がない人にとっては基礎からしっかりと学べる専門学校がおすすめです。

専門学校卒の学歴が得られる

専門学校を卒業した場合、学校法人として認められた育成機関になりますので『学歴』が付きます。

そのため声優を目指そうと考えている人で、「ほんとうに声優になれるかな・・・?」と不安を感じている人は専門学校に通うといいでしょう。

なぜなら学歴がある場合、仮に声優になれなくても就職に有利ですし、初任給も変わってくるからです。

こーぷ

声優になれる確率は約3%といわれていますね汗

企業の中には「大学卒」「専門卒」「短大卒」「高卒」を見て、条件を満たしていない場合は面接すら受けられない場所がありますし、仮に就職できたとしても初任給や年収が違ってくる場合もあります。

例えば、厚生労働省の『令和2年賃金構造基本統計調査』によると、大学卒と専門学校と高卒では年収で以下の差がでるとあります。

スクロールできます
内容大学卒(男)大学卒(女)専門学校(男)専門学校(女)高卒(男)高卒(女)
平均年収の差391万288万309万263万295万218万
平均年収の差
(30~34歳)
313万275万274万247万258万206万
平均年収の差
(50~54歳)
526万382万376万287万345万233万

あくまで平均値ですが表を見る限り、大学卒と高卒とでは年収で50万円以上の差が出ているのが分かります。

声優になるには学歴を重視されないですが、声優を諦めたときに役に立つのは学歴です。

将来に不安を抱えたまま声優を目指すよりも、少しでも不安点を改善した方が、より集中して声優に必要な知識や技術が身を身に付けられるでしょう。

ただし、専門学校には『認定校』と『無認定校』があり、無認定校の場合は学歴がつかないので専門学校を選ぶ際は注意が必要です。

声優志望のギャル

しっかりと下調べしないといけないってことねッ!

いろいろな声優事務所のオーディションを受けられる

専門学校の最大の特徴は、卒業前に行われる所属オーディションです。

基本的に1社しか所属オーディションを受けられない養成所と違って、専門学校の場合はいろいろな事務所のオーディションを複数受けられます。

1例をあげると、専門学校で有名な『アミューズメントメディア総合学院』では70社を超える声優事務所が集まり、オーディションは1日1社開催です。

つまり70回以上のチャンスがあるんですよね。

そのため専門学校の場合、急な声優像の方向転換にも対応できます。

声優志望のギャル

どういうこと~?

たとえば、声優教育機関の通い始めた頃は”アイドル声優”になりたかったけど、声優の勉強をしていく内に「やっぱり、ナレーションがしたい!」となったとしましょう。

事務所にはそれぞれ特色があり、アニメ声優に強い事務所もあればナレーションに強い場所もあります。

そのため1社しか事務所のオーディションを受けられない養成所だと、その事務所がナレーションに弱かった場合、仮にやりたいことが変わっても、急な方向転換に対応できないんですよね。

声優志望のギャル

最初はアイドル声優志望だったけ、今はナレーションの仕事をしたいわッ!

しかし、専門学校の場合は複数のオーディションを受けられるので、途中で自分のやりたいことが変わってもリカバリーできる可能性は十分高いです。

さきほど例にだしました『アミューズメントメディア総合学院』のオーディションに参加する事務所には、アイドル声優に強い『81プロデュース』やナレーションに強い『青二プロダクション』もありますので、在学中に自身がやりたい仕事が変わっても問題ありません。

そのため、自分がどのような声優になりたいか迷っている人は窓口の広い専門学校をオススメします。

専門学校のデメリット

次に、専門学校のデメリットについてですが下記の点が挙げられます。

  • 人によってモチベーションが様々
  • 学費が高い
  • 声優になれずに専門学校を卒業した場合は養成所に通う人も多い

それぞれ説明していきますので参考にしてください。

人によってモチベーションが様々

専門学校に入学する学生は声優に対してのモチベーションが高い人もいれば低い人もいたりと様々です。

なぜなら専門学校は幅広く生徒を受け入れているため、中には「将来やりたいことが見つからないから、とりあえずアニメが好きだし声優を目指してみよう」と思って、入学する人もいれば「絶対声優になりたい!」と思っている人もいるからです。

こーぷ

入学理由が人それぞれバラバラってことですね

たとえば、あなたがプロ野球選手になりたいとしましょう。

その場合、部員全員が甲子園を志している野球部と、試合の勝ち負けよりも楽しく野球をやりたい人が集まっている部活だったら、どちらが高校3年間で野球が上手くなるでしょうか?

大体の人が前者と回答するはずです。

甲子園を目指すような部活であれば、目的意識を高い所に設定する必要があり、それ相応の練習が必要になります。

それは、部活の練習だけではなく自主練で筋トレや素振り、バッティングセンターに通うなどいろいろです。

声優志望のギャル

甲子園を目指すなら、遊んでなんていられないわよねッ!

これは、声優になるのも一緒です。

自身と同じ熱量か、あるいはそれ以上の人と声優を目指す方が確実に自身の成長に繋がるでしょう。

そのため、あなたが「声優になりたい!」という熱意が強いほど、専門学校は肌に合わない可能性があります。

声優志望のギャル

私のクラスには熱量の高い人ばかりだから心配いらないわよッ!

学費が高い

専門学校の場合、養成所と比べて学費が高いです。

なぜなら、養成所と比べて講義の回数が圧倒的に多いからです。

実際の金額でいうと年間で100万円くらい違ってきます。

声優志望のギャル

ひゃ、ひゃくまん・・・

そのため、学費について不安な方は事前にアルバイトでお金を貯めるか、在学中にアルバイトをするのがオススメです。

声優になれずに専門学校を卒業した場合は養成所に通う人も多い

声優になれる確率はとても低く、声優になれずに専門学校を卒業する人は大勢います。

声優を目指している人は全国で30万人ほど存在し、その内声優としてデビューできる人は1万人前後と言われています。

つまり、声優になれる確率は約3%ほどしかありません。

声優志望のギャル

3%・・・

できることなら、専門学校を卒業と同時に声優事務所に所属するのが理想ですが声優業界はそんなにあまくありません。

それでも、二年間という長い期間を掛けて声優について学んできたため、声優という道を諦めきれずに『就職』ではなく、再び声優養成所に通う人も多いと聞きます。

逆に、専門学校に通っていた2年間を「無駄にした・・・」と感じて、就職を選ぶ人もいます。

そのため、専門学校に通おうと思っている人は声優になれなかった場合の進路を事前に考えておくといいでしょう。

こーぷ

社会人として働きながら養成所に通うのも一つの手です

以上が専門学校のメリット・デメリットになります。

ここまで読んで、それでも専門学校に通うか迷われている人は、より詳しいことを以下の記事で書いているので参考にしてください。

養成所のメリット・デメリット

ここでは、養成所のメリット・デメリットについて紹介していきます。

養成所のメリット

養成所に通うメリットですが、下記の点が挙げられます。

  • 1年以内に声優になれる可能性がある
  • 会社や学校と両立しやすい
  • 養成所は学費が安い

それぞれ説明していきますので参考にしてください。

1年以内に声優になれる可能性がある

養成所に通う場合、1年以内に声優になれる可能性があります。

なぜなら養成所の目的は、運営している事務所で活躍してくれる声優を育てて事務所に送りだすことだからです。

養成所としては生徒から学費を頂いて利益を得ることも大切ですが、実力がある生徒をいつまでも置いて学費を得るより事務所に早く送りだして、その声優に活躍して貰ったほうが事務所や養成所の宣伝になり、結果的にそっちの方が利益になって養成所に入って来る声優志望者も多くなるんですよね。

声優志望のギャル

はやく声優になれるなら、なんだっていいわッ!

実際、どれくらいのスピード感で声優デビューできるかですが、養成所で有名な日ナレの場合は1年に1回所属オーディションがありますので、最短で1年以内に事務所に所属することが可能です。

他にも、テレビアニメ『ドラゴンボール』のベジータ役をされている堀川りょうさんが学長を務める、『インターナショナルメディア学院』では最短1カ月で声優デビューできて、実際に入所後のデビュー実績としては3ケ月以内でデビューした人が71名います。

さらに、インターナショナルメディア学院では所属審査が3か月に1回行われるのでかなり早い段階で声優になるためのチャンスが回ってきます。

専門学校の場合はどうしても2年間掛かってしまうため、少しでも早く声優になりたいなら養成所がオススメです。

会社や学校と両立しやすい

養成所は、会社や学校に行きながらでも通うことができます。

なぜなら、専門学校と違って週に何回通うかコースを選べるからです。

たとえば、全国に養成所を展開している日ナレでは週に1~3回通うコースがあり、年度毎に「通いやすい曜日」と「通いやすい時間帯」を受講希望者に確認し、できる限り希望に添えるようにクラスを決定してくれます。

また、1レッスン2時間程度になりますので社会人や学生であっても、無理ない範囲で両立ができるんですよね。

実際に、日ナレでは週1コースから声優デビューされた人が多数います。

週1回コースでデビューした声優
  • 梶裕貴
  • Lynn
  • 内田真礼
  • 日笠陽子
  • 鈴木達央
  • 斎藤千和
  • 小澤亜李
  • 洲崎綾
  • 村瀬歩
  • 長縄まりあ
声優志望のギャル

たくさんいるじゃないッ!

そのため、自由な時間があまり取れない忙しい人などは、養成所がいいでしょう。

養成所は学費が安い

養成所の場合、専門学校と比べて学費が安いです。

週に何回通われるかによって金額は変わってきますが、年間10万円から60万円ほどかかるところが一般的です。

こーぷ

専門学校の場合は年間100万円~150万円かかります

たとえば、日ナレの週1回コースであれば入学金と受講料で年間、約30万円ほどで通えます。

そのため、学費を抑えたい人や時間がない人には専門学校より養成所のほうが合っているでしょう。

養成所のデメリット

次に、養成所のデメリットについてですが下記の点が挙げられます。

  • 高いレベルの講義内容についていけない
  • 卒業しても学歴は付かない
  • 提携事務所のオーディションしか受けられない

それぞれ説明していきますので参考にしてください。

高いレベルの講義内容についていけない

養成所の講義内容は、基礎的な部分よりも実践的な講義内容のため内容についていけない人もいます。

レベルの高い講義内容を実施する理由として、事務所に所属したあとに『即戦力』として活動してほしいからです。

例えば、養成所の所内オーディションに合格して事務所に所属した場合、事務所からしたら直ぐに実践投入しても問題無いレベルの声優の方がマネージメントがしやすく、事務所にとって利点が多いですよね。

有名声優であれば仕事の依頼があるかもしれませんが、何の実績もない新人声優の場合はマネージャーが他社に営業して仕事を獲得しなければなりません。

そのときに「うちの新人は○○ができます!」と、ある程度アピールできるスキルが必要となってきます。

これが基礎しかできなかった場合、マネージャーとしてはなかなかアピールできる点がないので、営業が難しくなってしまいます。

こーぷ

もちろん、応用は基礎ができている前提の話ですけどね

そのため、養成所としてはある程度基礎ができている前提で講義が進むんですよね。

レベルの高い講義内容はメリットでもありますが、人によってはついていけない方もいてそのまま辞めてしまう人もいるので、演技に自信がない人は養成所の高いレベルの講義内容はデメリットともいえるでしょう。

声優志望のギャル

演技経験無いし、少し心配・・・かも汗

こーぷ

養成所の中には初心者歓迎の養成所もありますよ!

卒業しても学歴は付かない

養成所を卒業しても学歴はつきません

そのため人によっては声優になれなかったとき、養成所に通っていた期間が無駄だと感じてしまったり、年齢によっては就職に影響がある可能性もあります。

しかし、仮に声優になれなかったとしても、その期間を無駄にするか・しないかは自分次第です。

たとえば、今まで培ってきた声優としてのスキルをネット声優活動に役立てることもできます。

声優志望のギャル

ネット声優?

ネット声優とは読んで字のごとくインターネットを使用して声優活動をしている人の事を指します。

ネット声優の活動内容として以下が挙げられます。

  • ボイスドラマ
  • 同人ゲームの声優、ナレーション
  • YouTubeで配信する漫画動画のキャラ声優
  • YouTubeで公開する動画のナレーション
  • LINE動画のセリフを読み上げ
  • LINEのドラマ風動画の声優
  • 企業の販売促進動画のアテレコ
  • 結婚式に使う動画のナレーション、
  • アプリで使用するキャラクターボイス
  • 小説やシナリオの朗読

これらの仕事内容は「質」の違いはありますがプロの声優さん達がやられる内容と近い為、これまで養成所で習ってきたスキルを活かせますし、場合によってはネット声優として生活することだって夢ではありません。

声優志望のギャル

ほほう。ネット声優いいじゃないッ!

また、声優の夢を諦めたとしても年齢が若ければ進学してもいいですし、就職活動もそこまで難しくはないです。

仮に、年齢が30代であっても事前に対策を取っておけば問題ありません。

その対策の1つとして資格の取得があり、資格があれば就職活動を有利に進めれます。

一例をあげると、看護師資格などですね。

こーぷ

声優の林原めぐみさんは看護師の資格を持っていますね

厚生労働省が令和元年に公開した「医療従事者の需給に関する検討会 看護職員需給分科会 中間とりまとめ案(概要)」によると、看護師の求人倍率は全都道府県で1.0倍、全国値では2.36倍となっており、転職が比較的しやすいです。

もちろん、資格を取得するためには看護学校に通って試験に合格する必要がありますが、厚生労働省のデータによると、看護師国家試験の過去十年間の平均合格率は89.8%でした。

それに、看護師の平均年収は499万円と日本全体の平均年収より高いです。

こーぷ

看護師の資格取得には年齢制限が無いので声優を諦めた年齢が仮に30代でも問題ないですね

看護師以外にも転職する際に有利な資格はたくさんありますし、それこそネット声優として有名になれればインフルエンサーとして生活もできるでしょう。

そのため、養成所に通って声優なれなかったとしてもネット声優であったり資格取得など対応策はあるので、そこまで心配する必要はありません。

提携事務所のオーディションしか受けられない

養成所は専門学校と違い、養成所を運営している声優事務所のオーディションしか受けられません

そのため養成所に在学中、「やっぱり、あの事務所に入りたいな・・・」と思っても手遅れです。

ですが、デメリットと同時にメリットでもあります。

なぜなら受けられる事務所は一つでも、その分養成所の場合は運営している事務所のマネージャーなど、関係者が様子を見に来たりするので、そのときに自身をアピールすることができるからです。

これは養成所だからできることであって、専門学校の場合はどの事務所の所属オーディションであっても評価する人とは『初対面』になります。

例えば、就職面接などで自身が面接官であった場合、下記のどちらを採用するでしょうか?

  1. 何度も会ったことがあり、性格や演技について良く知っている人物
  2. 初めて会った人物

明確な実力差や突出した何かを持っていないのであれば【1】の人を採用するのではないでしょうか。

やはり、良く知らない人よりも何度も話したことがある人のほうが、会社としては安心ですよね。

ですので、一つの事務所しかオーディションを受けられない養成所は専門学校と比べるとデメリットでもありますが、逆にメリットでもあることを理解しときましょう。

以上が養成所のメリット・デメリットになります。

養成所についてより詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

専門学校と養成所の学費を比較

声優の専門学校や養成所に通う場合、気になる点の一つとして『学費』が挙げられると思います。

やはり、学費に掛かるお金は安ければ安い程いいですよね。

一般的に1年間の専門学校と養成所の学費は以下になります。

  • 専門学校:100万円~150万円
  • 養成所:10万円~60万円

学費の面でいえば、やはり週5が基本の専門学校が高くなってしまいますが、専門学校も養成所も場所によって学費は高かったり、安かったりとバラバラです。

そこで、ここでは各専門学校と養成所の大体の学費について紹介していきます。

まずは、専門学校の学費について以下をご覧ください。↓

専門学校学費期間
東京アニメーター学院220万円2年制
アミューズメントメディア総合学院246万円2年制
東京アナウンス学院255万円2年制
デジタルアーツ東京226万円2年制
東京アニメーションカレッジ263万円2年制

こうして見ると、やはり専門学校の年間に掛かる学費は100万円~150万円くらいが平均です。

専門学校の場合は二年制のため入学から卒業までに掛かる学費の合計は200万円を超えてしまいます。

しかし、専門学校には夜間制もあります。

こちらは、時間に余裕が無い人や昼間は働いていて通えない人向けに夜間に講義を行っているんですよね。

たとえば、専門学校である『アミューズメントメディア総合学院』の夜間コースでは平日19:00~21:30で通うことができます。

また全日制と比べても学費が安く、6ヶ月で入学金を合わせても大体20万円~40万円ほどで通うことができますので、コースによっては養成所とあまり変わりません。

こーぷ

コースによって、学費も変わってきます

声優志望のギャル

夜間だと大分安くなるのねッ!

続いて、各養成所の学費についても以下で紹介していきたいと思います。↓

養成所入学金学費回数
日本ナレーション演技研究所8.8万円22万円週1
俳協ボイス0円24万2000円週1
プロ・フィット声優養成所13万円24万円週1
シグマ・セブン声優養成所22万円43万5600円週3
マウスプロモーション付属俳優養成所16万5000円26万4000円週2

養成所の場合は、選ぶコースや学科によって学費が変わってきます。

例えば、日ナレであれば週1、週2、週3コースの三つから選ぶことができて、一週間あたりに行く回数が増えればその分学費が高くなっていきますね。

他にも、シグマ・セブン声優養成所みたいに、週3日で1日3時間のレッスンと固定で決まっている所などもあります。

養成所の年間に掛かる学費の平均は10万円~60万円ほどです。

声優志望のギャル

講義数が多ければ、その分学費も高くなるわけねッ!

学費は声優の養成所や専門学校を選ぶうえで大切なポイントですが、安いからといった理由だけで選ぶのはあまりよくありません。

なぜなら、学費が高いのは理由があるからです。

それは、設備の良さであったり、プロ声優の輩出率などの実績であったりいろいろです。

仮に学費が凄い安くても、設備がボロボロであったりサポートを全然してくれない場所だったら嫌ですよね。

大事なのは自身がやりたい仕事や活動など『声優像』を実現できるような教育機関かどうかを見極めることです。

そのため、声優の教育機関に通う前に自身が何の仕事をしたいか。

そして、その声優業をするには専門学校・養成所どちらが良いかを事前に調べるのがとても大切です。

声優の仕事について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

自分の生活スタイルや環境に合った教育機関を選ぶのが大事

ここまで、声優になるためには『専門学校』と『養成所』のどちらがいいかについて、メリット・デメリットを用いて紹介してきましたが、結局のところ自身の生活スタイルや環境にあった教育機関を選ぶのが大切です。

声優志望のギャル

環境やスタイル?

人によって、使用できるお金、時間など生活スタイルや環境は違ってきます。

たとえばあなたが高校生で部活に入っていた場合、毎日の練習が忙しくてバイトをする暇もなく、使用出来る時間やお金がすくないなら、週1~通える学費が安い養成所がいいでしょう。

逆に、毎日定時で帰れる演技未経験の社会人であれば、学生と比べてお金には余裕があるので基礎からしっかりと学べる専門学校(夜間制)も一つの手です。

このように人によって置かれる状況はそれぞれです。

自身と合ってない教育機関にはいってしまい、事務所の所属オーディションすら受けずに辞めてしまうなんてことがあったら非常にもったいないですよね。

そうならないためにも、自分の生活スタイルで無理なく通える教育機関を選ぶのをオススメします。

まとめ

今回は、専門学校と養成所のどちらが良いかについてまとめてみました。

  • 専門学校と養成所にもメリット・デメリットはある
  • 早く声優になりたいなら養成所
  • 基礎からしっかりと学びたいなら専門学校
  • 大学進学も視野にいれたほうがいい

これから声優を目指そうと思っている人はぜひ今回の記事を参考にして貰えればと思います!

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