声優になることはとても難しく確率でいうと約3%と言われていますが、少なからず声優に向いている性格や特徴というものがあります。
仮に自身が声優に向いていないとしても今のうちから改善する努力をすれば問題ありません。
この記事では声優に向いている性格や特徴ついて紹介していきます。
そこで適性を知りそれが無い場合はどのように補っていくのかも解説しているので、一読していただければ声優になることへの不安も解消するはずです。
声優ってどんな人が向いている?
昨今のアニメブームなどで将来の進路として声優を選ぶ人が増えています。
ですが、声優になれる人はほんの一握りしかいません。
大抵の人は道半場で夢を諦めて別の道に行く人が多いです。
なぜならば、『ABEMA Prime』の調査では声優を目指している方は全国で30万人ほど存在しており、その内声優としてデビューできる人は1万人前後との結果を出しました。
つまり確率でいうと約3%であり、さらに声優の仕事だけでご飯を食べられるようになる人は300人程(1万人中)になりますね。
そんな状況であっても声優を目指している人が年々増えているのは、それほど魅力を感じる職業ということです。
女子中学生・高校生の『将来なりたい職業ランキング』で1位~3位に声優は毎回入っていますね
ふふふ、私もその一員ってことかしら?
ですが中には厳しい声優業界の実情を知り「どんな人が声優に向いているんだろう?」と声優を目指す前に知っておきたいと考える方もいることでしょう。
声優に必要とされていることはとても多く上げたらキリがありません。
ですが、一番大切なことは声優を目指すことを諦めずに努力し続けることです。
声優を目指すことを諦めたら、そこで終わりです。
逆に諦めずに努力をし続けられる人であれば声優になれるチャンスは常にあるということですね。
たとえば、声優の小林裕介さんは声優の道を一度諦めましたが、数年後にやはり諦めきれずに再度声優になる努力をして見事28歳という年齢で初の主演キャラの役を射止めました。
・小林裕介が声優になるまでの道のり
・Re:ゼロから始める異世界生活(ナツキ・スバル)
・Dr.STONE(石神千空)
・炎炎ノ消防隊(アーサー・ボイル)
小林裕介さんは幼少期のころからアニメが好きだったようです。
そして高校生時代、自転車通学中にアニメのセリフを叫びながら走る癖があり、それを友人に話した所「声優になれば?」と返された事が声優を目指すキッカケだったといいます。
ところが両親には猛反対され「大学は出てほしい」との意向を受け入れ、大学の理工学部に進学し卒業後は大手家電メーカーに就職されました。
声優の給料は安定しないから親としては不安ですよね・・・汗
ですが日々の生活に物足りなさを感じて休日に歌のレッスンを受けるようになったそうです。
そして、その時の講師に「声優になりたかった」と語ったところ、「興味があるならやった方がいい」と背中を押され、24歳の時に会社を退職し声優の専門学校である、アミューズメントメディア総合学院に入学されました。
最初は週に1度だけの夜間コースで通っていた様だけどクラス分けオーディションで、1番上のクラスに合格できて会社を退社したみたいです
マジ凄いわ~!
その後2010年に専門学校を卒業し声優事務所に所属されました!
事務所に所属出来れば晴れて声優としての活動をしていきます。
しかし小林裕介さんはなかなか芽が出ずいつのまにか貯金は底を突き、実家に入れると約束したお金も滞って、声優を目指したことさえ後悔するようになっていったそうです。
一時期はすっかり塞ぎ込んで、大好きだったアニメも観られなくなったみたい・・・汗
少し時間が経ってから、たまたま見かけたアニメで声優さんの演技を見た小林裕介さんは感銘を受け、再び心に火を灯します。
「もっと演技を磨かなければいけない」
その思いから、再起をかけ全力で舞台やミュージカルの稽古に臨み、2014年にテレビアニメ『ウィッチクラフトワークス』多華宮仄役で初の主役キャラを演じる事ができ、その後は数々の主役キャラを担当し2017年には『第11回声優アワード』で新人男優賞を受賞されています。
初の主役キャラを演じた時は既に28歳だったみたいです
私はいつになったら主役キャラを演じられるかな~?
そのため声優になることを諦めずに努力をし続けることによって声優になれるチャンスは常に広がっているということです。
声優としての技術もたしかに大事ではありますが一番大事なことは諦めないことです。
これから声優になりたいと考えている人、あるいは今現在目指している人は声優業界の現状をしっかりと把握し、それでも声優を目指すのであれば、夢を諦めずに努力を続けることを意識するのが大切です。
声優に向いている性格とは?
声優を目指す上で一体どんな性格の人が向いているか気になる方もいることでしょう。
下記では声優に向いている性格をプロの声優を絡めて詳しく紹介していきたいと思います。
- 明るく社交的な人
- 向上心のある人
- 想像力のある人
- 前向きな人
それぞれ説明していきますね。
明るく社交的な人
声優に向いている性格1つ目は明るく社交的な人です。
こちらは別に声優に限った話ではなく、どんな業界で働くにしても大事です。
やはり物静かで必要なこと以外なにも話さない人より、明るくて色々な話題の話ができる人のほうが一緒にいて楽しいですよね。
そして、声優業界では特に人と会う機会が多いです。
そのため初対面の人と会ったときなどは明るく、社交的なほうが相手に与える第一印象が良くなりますし、一緒の現場で働くにしても相手側からしたら社交的な人の方が仕事しやすいですよね。
相手にいい印象を与えれば、もしかしたら次の仕事とかに繋がるかもしれないわよねッ!
たとえばアニメのオーディションに受かり、これから一緒に仕事するなら下記の二人、どちらと一緒に仕事がしたいですか?
- 明るく、社交的で一緒に仕事をしていると楽しい雰囲気になる。
- 仕事はきちんと行うが必要なこと以外は基本なにもしゃべらない。
何か特別な理由が無い限り【1】の人と一緒に仕事をしたいと思いますよね。
1と2の間に明確な演技力の差などがあれば話は別ですが、やはり基本的には誰だって楽しく仕事をしたいと考えます。
たとえば声優の浪川大輔さんは現場を和ませたりと気配り上手であると『AbemaTV「声優と夜あそび」』にてゲストの方が仰っていました。
・GANTZ(玄野計)
・BLACK LAGOON(ロック)
・ルパン三世(石川五ェ門)
どうやらあるアフレコ現場で何度も撮り直しになった長尺の収録時に、浪川大輔さんは「何回も撮るのー? 大変だよー」と持ち前のキャラクターで現場を和ませたり、ベテラン声優の待ち時間が長くなってしまったときには率先して声をかけて世間話に興じていたといいます。
現場にそのような人が居るだけで周りの人はとてもやり易く仕事ができるものです。
そのため、一緒にいて楽しい雰囲気を作りだせる「明るく社交的な人」は声優に向いている性格だといえます。
向上心のある人
声優に向いている性格2つ目は向上心のある人です。
声優になれる確率は3%と紹介しましたが、声優はなった後も大変です。
なぜなら毎年期待の新人と言われるような人達が声優業界、あるいは自分が所属している声優事務所に入ってくるからです。
声優になれたからといって、安心していてはライバル達に仕事を取られて活躍どころか声優としての活動を続けていくことさえ困難になることでしょう。
ライバルが毎年増えるってことですね
わ、私、負けないわッ!
声優業界は実力勝負の世界です。
他の人よりも努力し、上を目指そうという気持ちが必要になります。
そして、上を目指そうという気持ちは新人声優や中堅声優だけでは無くベテラン声優、全ての人にとって大切です。
たとえば大人気アニメ『ONE PIECE』にてサンジ役の平田広明さんとゾロ役の中井和哉さんも声優を続けるために必要なのは「向上心」だと【livedoorNEWS】のインタビューで応えています。
【平田広明】
・最遊記シリーズ(沙悟浄)
・ONE PIECE(サンジ)
・宇宙兄弟(南波六太)
【中井和哉】
・ONE PIECE(ゾロ)
・銀魂(土方十四郎)
・戦国BASARA(伊達政宗)
平田広明さんは「昨日より今日、今日より明日、「うまくなっていたい」って思っていたら……20年だろうが50年だろうが、続けられるんじゃないですかね」と仰っています。
そして、 中井和哉さんも 「平田さんがおっしゃったように、向上心も絶対に大事だと思います」と言っていますね。
このように、誰もが知っているキャラを演じている声優であっても常に向上心を持つことを大切にしています。
そのため、常に上を目指そうとする「 向上心のある人 」 は声優に向いている性格だといえます。
想像力のある人
声優に向いている性格3つ目は想像力のある人です。
声優にとって想像力とは、とても大切です。
なぜならキャラクターを演じる際に台本を深く理解するための読解力だけでは、キャラクターの心情を推し測ることが難しいケースがあるからですね。
また、演技をする際に自身が経験したことがあれば良いですが、経験したことの無い場面を演じる際はどうしても想像力が必要になります。
野球を題材にしているなら野球をやればいいですが、ファンタジー系とかは経験できないですよね汗
むむッ・・・想像力・・・想像力・・・
たとえば、異世界に転生したとか、スキルあるいは超能力に目覚めたなど、現実では絶対に経験できないですよね。
そういう場合は自分がこれまでに経験したことを元に想像でキャラクターを演じるしかありません。
異世界であれば海外に行った時のことを参考にしたり、スキルや超能力であればアニメ・漫画・ゲームなどで疑似体験した時のことを参考にして、最終的には自分の想像力を働かせてキャラクター像を作り上げるというこですね。
想像力については声優の藤原啓治さんが『声優グランプリ』のインタビューにて「想像力は役を演じるうえでとても大切なものです」と応えています。
・クレヨンしんちゃん(野原ひろし)
・PSYCHO-PASS サイコパス 2(東金朔夜)
・鋼の錬金術師(マース・ヒューズ)
藤原啓治さんは声優の仕事をする上でアニメや漫画以外にも色々なことを参考にすることで演技に生きて来ると仰っています。
どうやら日常生活の中で見聞きした中には参考になるものはゴロゴロしており、そういうものを得て想像力の幅が広がっていき自身が経験したことの無い場面や状況であっても演じることができるということのようですね。
そのため、「想像力のある人 」は声優に向いている性格だといえます。
前向きな人
声優に向いている性格4つ目は前向きな人です。
さきほど、声優業界は実力勝負の世界と説明しました。
声優になったからと言ってアニメのキャラを演じられるわけではありません。
どんな作品でもオーディションがあり、それに勝ち抜いた人だけがキャラを演じることができます。
声優事務所に所属できたからと言って、安心できないってことね・・・汗
声優の仕事はほとんどオーディションの選抜制が多いこともあり、数多くのオーディションを受けなければなりません。
しかし多くのオーディションを受けても合格できなければ仕事が無いということですので、声優という活動自体が難しくなってしまいます。
そんな状況が続ければやはり精神的に落ち込んでしまい最終的には声優業界から足を洗ってしまう人もいることでしょう。
ですが、そこでめげずにチャレンジし続けられる前向きな姿勢がとても大切だです。
たとえば、声優の遠野ひかるさんは声優になるために高校時代からおよそ7年に渡り、様々なオーディションを受けましたが落選を繰り返していたようです。
・りばあす(愛染京)
・カードファイト!! ヴァンガード(瀬戸トマリ)
・ウマ娘 プリティーダービー(マチカネタンホイザ)
しかし声優になるという決意は揺るがず、ついに2017年に声優事務所の響が開催した新人声優発掘プロジェクトのオーディションに合格し『響』所属となり声優になるという夢を叶えました。
7年・・・!?
どうやら遠野ひかるさんは オーディションに受け続けていた時にずっとやっていた自己分析があったみたいです。
それは、一つ終わるたびに「ここはできてた。あれはダメだった」というのを振り返し自身を見つめ直して次につなげるということをされていたようです。
そのお陰で「一度落ちても次にがんばろうと思える強さが鍛えられたのかなと。たとえ残念な結果でも、次につながるものがあるのかなって考えられる」とアニメダ・ヴィンチのインタビューで応えています。
このようにオーディションに受からなくても落ち込まずに常に前を向いて行動し続けられる「前向きな人」は声優に向いている性格だといえます。
声優業に適性がある人の特徴4選
ここまでは、声優に向いている性格について紹介してきました。
そしてここでは声優に向いている人の特徴について紹介していきたいと思います。
特徴と言われてなにが思い付きますか?
たとえば
・演技が好き
・話すことが好き
・体調管理が上手い
など色々とあります。
他にもコミュニケーション能力の高い人についても声優に向いているといえます。
なぜならば、声優の仕事は沢山の人と関わるからです。
たとえば一緒にキャラの声を担当する声優さん達だったり、アニメ監督、音楽監督、現地スタッフの人達など多岐に渡りますね。
知らない人との仕事を円滑に進められることのできる人は、やはり制作側からしても重宝したい人材です。
そのためコミュニケーション能力があるということは声優に向いている特徴の一つだといえます。
そして、 声優に向いている人の特徴は他にもあるので下記で紹介していきたいと思います。
- コンプレックス
- 感受性の豊かさ
- 行動力
- 人を楽しめさせようとする人
それぞれ説明していきますね。
コンプレックス
声優に向いている特徴1つ目はコンプレックスです。
人間誰しも大小はあれどコンプレックスを抱えていると思います。
しかし、声優を目指すうえで自身のコンプレックスが武器になることだってあるのです。
どういうこと~?
たとえば、声優の鬼頭明里さんは自身の声の低さがコンプレックスでした。
・僕だけがいない街(ヒロミ)
・シャドーハウス(ケイト)
・鬼滅の刃(ねずこ)
どうやら中学生のとき、前の席の子からプリントを受け取って「ありがとう」と言ったら「声めっちゃ低くない?」と自身でも気にしていたことを人に指摘されてさらに気にするようになってしまったみたいです。
ですが、声の仕事を始めてから「地声がすごくいい」と言われることが増え、今は気にならなくなりむしろコンプレックスだった地声に自信を持てるようになったようです。
ようするに、見方や捉え方次第でコンプレックスは武器にもなる可能性があるということです。
そのため、コンプレックスを持っている人は場合によっては声優に向いているといえますね。
感受性の豊かさ
声優に向いている特徴2つ目は感受性の豊かさです。
声優は「声のみ」で人の心を動かすことが求められます。
そのためアフレコの時は演じるキャラクターが一体どんな気持ちを抱いているかを脚本から読み取る、感受性の豊かさが重要です。
普段から様々な感情を実際に抱いて、その記憶をしっかりと根付けている人は台本からしっかりとキャラの感情をイメージすることができるでしょう。
有名声優である花澤香菜さんも声優を続けるうえで「常に心を動かす」ことを大切にしているみたいです。
・〈物語〉シリーズ(千石撫子)
・STEINS;GATE(椎名まゆり)
・鬼滅の刃(甘露寺蜜璃)
花澤香菜さんは、かつて先輩から声優の仕事を続けるために「常に心を動かしていた方がいい」とアドバイスされたようです。
理由としては声優業界という厳しい世界で仕事を継続的に続けていくには自分自身が変化しないと生き残れないからです。
そのため花澤香菜さんは常に心が動くものを探しにいったり、それに影響されて自分がどんどん変わっていくことを大切にしていると『MANTANWEB』のインタビューで応えています。
人の心を動かす前に、まずは自分の心を動かすのが大切なのね!
このように何年間も第一線で活躍されている花澤香菜さんでさえ、『感受性』を高めるために意識的に心を動かすように努力しているので、感受性の豊な人は声優に向いているといえるでしょう。
行動力
声優に向いている特徴3つ目は行動力です。
声優以外にもいえることですが自身の夢を叶えるためには何かしらの行動をしなければなりません。
たとえばアニメ好きが高じて「声優になりたい!」と考えても、ただ憧れるだけでは当たり前ですが声優になんてなれませんよね?
そこから更に
・声優になる方法を調べたり
・声優教育機関のパンフレットを入手
・実際に教育機関に入学
など小さいことからでもいいので実際に行動しなければなりません。
ですが、多くの人達が行動に移せず憧れを抱いたまま特に何もしないことが多いのが現実です。
そのような考え方では仮に声優事務所に所属出来たとしても活躍することは難しいでしょう。
なぜなら、声優の仕事はただ待っているだけでは貰えないからです。
たとえばあなたがアニメのアフレコ業をしたいと考えたとしましょう。
アニメキャラの声を決める際は制作側がオーディションを行います。
そして基本的には制作側が各声優事務所にオーディションの話を持っていき、事務所が所属声優にオーディションの話を振るのが一般的な流れです。
事務所に所属している全声優がオーディションに参加できる訳では無く、人数制限などがあるみたいです
絶対オーディションを受けたいわッ!
そのため事務所としてもイチオシの所属声優をオーディションに参加させたいと思いますよね。
なので、ただ待っているだけでは事務所からオーディションの話が回って来ることは無いので自分から事務所側に自己アピールしたりと積極的に行動することが大切です。
実際に、現在活躍されている声優のほとんどが自分から行動し努力したことで『今』があるのです。
たとえば声優の花江夏樹さんは声優教育機関を得て事務所に所属するという王道ルートとは少し違う流れで声優になりました。
・四月は君の嘘(有馬公生)
・東京喰種(金木研)
・鬼滅の刃(炭治郎)
花江夏樹さんは高校生の頃にハマっていたカラオケがきっかけで、声を使える仕事につきたい考えるようになり、アニメ「桜蘭高校ホスト部」を見て声優を志したとのこと。
通常であれば、声優になりたいと考えれば養成所か専門学校に通うのが一般的なルートになります。
しかし花江夏樹さんは声優の山寺宏一さんに憧れていた為、所属事務所の『アクロスエンタテインメント』へ直接、声優になりたいと伝える文章とボイスサンプルを送ったそうです。
そして、その熱意が伝わり3ヶ月間のワークショップという形でレッスンを受けたのち、オーディションを受け2009年11月に、預かり所属になることができました。
2年間の預かり所属後、2012年に正所属となったようです!
このように現在活躍されている声優さん達は積極的に行動する人が多いです。
そのため、行動力のある人は声優に向いているといえます。
人を楽しめさせようとする人
声優に向いている特徴4つ目は 人を楽しめさせようとする人です。
声優の仕事は色々ありますが、中でも一番多い仕事がアニメのアフレコになります。
そして、声優は自身の演技でいかに視聴者に楽しんで貰えるかが大切です。
もちろん、そのようなことを考えなくても声優になることは出来ますが、やはりアニメというものは人に見て貰う為に作るものです。
そのため、どうせキャラを演じるのであれば「私の演技でキャラクターを生かし、視聴者を楽しませてやるっ!」といったように、人を楽しませようとするエンターテイナー的な気質はあった方がいいでしょう。
実際に声優さんのインタビューなどでも良く「人を楽しませたい」ということを多くの人が語っています。
たとえば、声優の高野麻里佳さんも『女の転職type』のインタビューで声優の仕事をする際は『誰かの笑顔のため』と仰っています。
・ウマ娘 プリティーダービー(サイレンススズカ)
・Re:ゼロから始める異世界生活(ペトラ・レイテ)
・ノー・ガンズ・ライフ(スカーレット・ゴズリング)
高野麻里佳さんが声優になったきっかけは、『家族が喜ぶ笑顔を見るのがうれしい』と思ったからでした。
そして、その気持ちは今でも変わらずステージに立ち続けるのは『誰かのため』だときっぱり言い切っており、「自分のためにする仕事より誰かの笑顔のための仕事の方がチャレンジの原動力になる」とも仰っております。
そのうえで、自分自身も楽しまなければ視聴者を楽しませることができないと考えており「自分が楽しむと、相手も楽しんでくれて、結果また自分も楽しくなる」という良いサイクルを作りだすことを意識しているようです。
このように人を楽しめさせようとする人は現役で活躍されている声優さんにも多いため、そういう意識を持っている人は声優に向いているといえいます。
声優に向いていない人
ここまでは声優に向いている人の『性格』や『特徴』について紹介してきました。
今回紹介したものに当てはまっていなくても声優になれない訳ではありません。
しかし、これから紹介する声優に向ていない人の特徴に当てはまる場合は今のうちから意識的に改善されたほうがいいでしょう。
どんな人が声優に向いていないの~?
細かい所でいえば色々あります。
たとえば
・人のアドバイスを素直に聞かない
・何度も同じことを言われる
・性格が暗すぎる
・体調管理が雑
など、こちらも上げたらキリがありません。
しかし、最も声優に向かない人の特徴は努力ができない人です。
声優だけではなく、なにかを始める場合は努力する必要があります。
たとえば、テストで良い点を取りたいなら勉強する努力が必要ですし、野球やサッカーが上手くなりたいなら練習する必要がありますよね?
それと同じで声優になるためには努力が必要です。
声優を目指すと決めた以上、努力くらいするわよ?
たしかに『今』この記事を読んでいるということはあなたが実際に声優になるために行動した結果かもしれません。
そのこと自体は素晴らしい努力です。
しかし、ここでいう努力とは、それを継続することをいいます。
継続・・・?
何かを新しく始めた際、大体の人が最初は努力をします。
ですが、それを継続して続けられる人は少ないでしょう。
ではどうすればいいかと言うと
・声優についてネットで色々調べた
・養成所や専門学校のパンフレットを取り寄せてみた
・パンフレットを参考に声優の教育機関に入学した
・教育機関で講義をしっかりと学んだ
など一つの行動で終わらせず、どんどん次へ次へと行動する努力が必要になります。
しかし、上記であげた行動は声優を目指す人であれば多くの人が実施していることでしょう。
そこから更に他の人と差をつける為に自分が『何の努力』を継続するかが大切になります。
それはボイスレッスンに通うことだったり、自宅で毎日1時間以上練習するだったりと人それぞれです。
そういう『他人が実施している努力+他人が実施していない努力』を継続できる人が結果を残せるのです。
そのため『他人が実施している努力』すらも継続できない人は声優に向いていないといえますね。
声優に向いていない人が実施するべき事とは?
ここまで記事を読んで頂き、いくつくらい当てはまりましたか?
仮に一つも該当していなくても声優になれない訳ではないので安心してください。
また、『声優に向いていない人』に該当されていても今から改善する努力をすれば全く問題ありません。
一番大事なことは冒頭でも説明した通り声優を目指すことを諦めずに努力し続けることです。
才能がいくらあっても、声優になる前に諦めてしまったら、そこで終わりです。
小林裕介さんも諦めなかったから声優になれたのね!
小林裕介さん以外にも長い年月、声優を目指すことを諦めずに見事夢を果たした人が居ます。
それは、白井悠介さんになります。
・白井悠介が声優になるまでの道のり
・アイドルマスター SideM(若里春名)
・人外さんの嫁(土清世徹司)
・戦闘員、派遣します!(戦闘員六号)
白井悠介さんは高校卒業後に声優を目指すために上京され、25歳で声優事務所『EARLY WING』に所属されました。
そして18歳~25歳の約8年間の間に白井悠介さんは声優教育機関を4か所入学されています。
- 専門学校:18~20歳
- 養成所:20~22歳
- 養成所:23~24歳
- 専門学校:25歳
ちなみに白井悠介さんは一時期役者も目指していたようです
どうやら、最初の専門学校では卒業年度に声優事務所を招いて行われる所属オーディションを受けられ無かったようです。
理由は、オーディションを参加するにあたりプロフィールの提出が求められ、その際に参加者のバストアップと全身写真を同封する必要があったみたいです。
ですが、当時はお金が無くプロフィール写真を撮影出来ずにオーディション参加を諦めたそうです。
オーディションを受けずに、そのまま学校を卒業したみたいッ!
そして、次に養成所に通われた白井悠介さんですが入って1年半が過ぎた頃に役者になりたいと思い養成所を辞め、役者の道を目指しました。
しかし、更に1年半くらい続けたあるとき、「やっぱり、声優になりたいかも・・・」という気持ちに戻り再び養成所に入学されます。
その後一年の月日が経過し、事務所に所属できるかどうかのテストを受講しましたが残念ながら落選。
とても焦った白井悠介さんが最後の望みを掛けて入学した専門学校がアミューズメントメディア総合学院になります。
冒頭でも紹介した小林裕介さんも同じ専門学校を卒業しています
アミューズメントメディア総合学院 凄いわね・・・
アミューズメントメディア総合学院に入学された白井悠介さんは最後のチャンスということで一年間本気で学び、声優事務所を招いた大々的な所属オーディションに参加して見事 声優事務所『EARLY WING』に所属されました。
そのため声優に『向いている人』『向いていない人』どちらであっても、諦めずに努力を重ねて声優を目指すことが一番大切だということです。
では、諦めずに声優になるための努力を継続し続ければ絶対に声優になれるかと言われれば答えは『NO』です。
最初にも言いましたが声優になるのはとても難しいです。
ですが、声優を目指す前からそんな事を考えていては何も結果を残せません。
そのため先ずは行動、そして他の人以上に努力してみることです。
たとえば、既に教育機関に通われている人で、尚且つ今のままでは声優になれるか不安と思うのであればボイスレッスン教室に通ってみたり、自宅練習時間を増やしたりなど、今自分にできる事をまずはやってみることが大切です。
またこれから声優を目指そうと考えている人であれば教育機関のパンフレットを取り寄せてみたり、あるいは入学してみるといいでしょう。
演技など全くしたことが無いという方であれば、 小林裕介さんと白井悠介さんが通われていた専門学校であるアミューズメントメディア総合学院がおすすめです。
アミューズメントメディア総合学院 では入学される9割の人が演技未経験者ということにも関わらず声優の勉強を始めて2年間でプロダクション(声優事務所)直接所属合格60%以上という実績があるため、興味がある人は下記の記事も参考にして下さい。
まとめ
今回は、声優に向いている性格や特徴についてまとめてみました。
- 声優を目指す上で大切なことは『諦めず努力を続ける』こと
- 声優に向かない人は『努力ができない人』
これから声優を目指そうと思っている人はぜひ今回の記事を参考にして貰えればと思います!
コメント