「Vtuberになるには、何から準備すればいいか分からない」 「憧れはあるけれど、機材や費用、稼ぎ方など、具体的な手順が分からず一歩を踏み出せない」
そんな悩みを抱えていませんか?
昨今、Vtuberとしてデビューする人は激増しており、「今からはじめても遅いのでは…」と不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、活動をする前の「準備期間」中にしっかり戦略を立て、デビュー前にYouTubeのチャンネル登録者数が1,000人を突破している人も多くいます。
その人と、そうでない人の違いは何か?
それは、初配信までに「なんとなく」始めるのではなく、この記事で解説する「勝つための準備」をシッカリと行ったかどうかです。
この記事を読めば、あなたの「何から準備すれば…」という悩みは解決します。 Vtuberとしての事前準備から初配信までの全手順を徹底ガイドしますので、ぜひ参考にしてみてください。
Vtuberとは?

Vtuberとは、自分の「なりたい」を叶える新しい活動の形であり、2Dや3Dのモデル(自分の分身となるキャラクター)を使ってインターネット上で活躍する配信者のことです。
最大の魅力は、顔出しをせずに自分の個性や特技を活かせるため、誰でも気軽に始められる点にあります。
外見や現実の環境に縛られず、自分だけのキャラクターになりきって、世界中のファンと繋がれる可能性を秘めているのです。
例えば、主な活動場所であるYouTubeはもちろん、Twitch(ツイッチ)やニコニコ動画といった様々なプラットフォームで、数えきれないほどのVTuberが活躍しています。
その活動内容は、ゲーム実況、雑談、歌の投稿、イラスト制作など非常に多彩です。
この文化は、2016年12月にキズナアイさんがYouTuber活動を行う際に自己紹介動画で、「バーチャルユーチューバー」と名乗って活動を始めたことから広まりました。
知名度の拡大により、いつのまにか “Vtuber” という略称が浸透していき、今では誰もが知る人気のジャンルになっています。
このように、Vtuberはモデルという姿を借りて自分を表現する、現代ならではの非常にクリエイティブな活動だと言えるでしょう。
この記事を読めば、「何から準備すればいいか分からない」というあなたの悩みを解決し、憧れのVtuberになるための一歩を踏み出せます。
ギャルわたしは人気Vtuberになるッ!



昔からある配信サイトから新しい所まで、活動場所はたくさんあるので自分の好きな場所を見つけましょう!
↓キズナアイさんの自己紹介動画↓
まずはVtuberデビューまでの流れを確認しよう


Vtuberになるための第一歩は、「あなたがVtuberとして何を一番重視したいか」という活動の軸を決めることです。
なぜなら、この「軸」によって、あなたが準備すべきこと、デビューまでにかかる期間、そして必要な活動資金(初期費用)が全く変わってくるからです。
「何から手をつけていいか分からない」と悩んでいる人は、まずこの軸を決めると、やるべきことが明確になります。
活動の軸は、大きく分けて以下の3パターンが考えられます。
① 楽しさ重視(趣味として)
収益化はあまり考えず、雑談やゲーム配信をとにかく楽しみたい場合です。
このパターンなら、Vtuberモデル(アバター)さえ用意できれば、すぐにデビューしても問題ありません。
② 知名度重視(自己PRとして)
最終的に自分の作品(イラストや音楽)やビジネスを知ってもらうために、知名度を上げたい場合です。
デビュー前からX(旧Twitter)などSNS運用に力を入れ、戦略的にファンを集める必要があります。
③ 収益重視(仕事として)
活動で収入を得て、「稼ぐこと」を目的とする場合です。
YouTubeの広告収入やメンバーシップ、グッズ販売など、「どうやって収益を上げるか」という計画をしっかり立てることが求められます。
このように、目的によって準備や費用は人それぞれ異なります。
この記事では、特に「③ 収益重視」に焦点を当て、「Vtuber活動で稼ぐこと」を目標にした場合の具体的ななり方について、この後1つずつ徹底的に紹介していきます。
また、「自分は③以外かも…」と思った人でも、これから説明する内容は必ず役に立つので、参考にしてみてください。
これだけではイメージしにくいかもしれませんので、まずはVtuberデビューまでの簡単な流れを画像でまとめてみました。↓


各項目については後ほど詳しく説明しますが、Vtuber活動で生活できるくらい本気で収益を得たいなら、いきなりデビューするのはNGです。
何も考えずにVtuber活動を始めてしまうと、数多くいるライバルVtuberの中に埋もれてしまう可能性が高いでしょう。
そうならないためにも、まずはこの記事を参考に、しっかりと計画を立てて準備を進めることが成功へのカギとなります。



Vtuberとしての準備期間はある程度取っておくといいですね。



2~3か月くらい準備期間を取っている人が多いみたいよ
Vtuberの平均年収はいくら?


Vtuberを目指すなら、まず知っておいてほしい現実があります。それは、一般的な「平均年収」という数字は、Vtuberの世界ではほとんど参考にならないということです。
なぜなら、「極端な二極化」が起きているからです。年に1億円以上稼ぐトップVtuberがいる一方で、収益が0円(もしくは赤字)の人も大勢います。
例えば、年収1億円の人が1人と、年収0円の人が99人いた場合、100人の「平均年収」は100万円になります。
しかし、この「平均100万円」という数字は、この集団の99%の人にとっては全く実態と合っていませんよね。 Vtuberの世界で起きているのは、まさにこれと同じ現象なのです。
この「二極化」の現実を、実際のデータと具体例で見てみましょう。
① 大多数のVtuberの現実(データ)
「自分はどれくらい稼げるんだろう?」と不安になるかもしれません。
信頼できるデータとして、MoguLibeさんでは、2022年5月12日~5/27日の期間で全67名に対して「VTuber職業意識調査」を実施しました。
その際に「Vtuber活動で得た平均的な月収をお聞かせください」という問いに対して以下の結果が出ています。
- 20万円以上:6.0%
- 10万~20万円:7.5%
- 1万~10万円:19.4%
- 収益なし:50.7%
見て分かる通り、半数以上の人が収益0円なんですよね。
2022年時点のデータですが、Vtuberの総数が2万人をはるかに超えた今、競争はさらに激化していると考えられ、大半の人は収益化に苦戦しているのが現実です。
② トップ層のVtuberの現実(具体例)
しかし、夢がないわけではありません。トップ層は個人・企業勢を問わず、一般的な会社員をはるかに超える金額を稼いでいます。
有名なVtuber事務所のホロライブに所属している “夏色まつり” さんは、2025年6月1日ライブ配信にて振り幅はあるものの、月の月給が「平均:300-500万円 MAX:1000-2000万円」くらい貰っている様なニュアンスを話されていますね。
具体的には、配信内で以下の事を話されています。
- 3DアニメやMMDを作りたいが制作費には4桁万円かかる
- それは数か月分の給料が必要
- 3ヶ月あれば大丈夫
- 給料は月によって最大で3-4倍変わる事がある
- 個人のグッズを販売した際に購入してくれる時が一番実入りが良い
<以下ライブ配信の15分頃~↓>
このように、「平均」で考えるのではなく、「年収1億円のスターと、年収ゼロの人が共存している」という二極化の事実を理解することが重要です。
金額を聞いて、少ないと思った人も結構いるかもしれません。
しかし、大切なのは「自分次第」ということ。この厳しい世界で「稼ぐ側」に入るためには、次で解説する「戦略」が不可欠になるのです。



厳しい現実ね・・・



まずは、現実を知って。そこから「どの様に対策するか」が大切です
個人勢ならセルフブランディンと差別化が重要!


厳しいVtuber業界で「稼ぐ側」に入るためには、「自分は何者なのか」をハッキリさせるセルフブランディングと、「他の人との違い」を打ち出す差別化が絶対に必要です。
なぜなら、現在のVtuber業界には数えきれないほどのライバルがいるからです。事務所に所属するVtuberとは違い、デビュー時から注目してもらえるワケではありません。
そのため、「個人勢」として活動するあなたは、自分自身の力で「この人、他のVtuberと違って面白い!」と興味を持ってもらい、大勢の中から見つけてもらう必要があります。
そして、このブランディングと差別化によって集まって来た人は、単なる視聴者ではなく「熱量の高いファン」になります。
この熱量の高いファンが多く集まるほど、グッズ販売や有料制のファンクラブの加入といった、安定した収益化に繋がってくるのです。
「ブランディング」や「差別化」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、要は「あなただけの強み」をアピールすることです。
例えば、以下のような軸が考えられます。
- 得意なことに特化する
- 「FPSゲームなら誰にも負けない」プレイスキル
- 「プロ並みのイラストが描ける」スキル
- 英語が堪能といった語学力
- 独自のキャラクター設定を打ち出す
- 異世界から転生してきた魔法使い
- 未来から来たアンドロイド
- 丁寧な口調で毒舌を吐くお嬢様
- 配信内容で差別化を図る
- 毎朝決まった時間に配信する「おはようVtuber」
- 視聴者のお悩み相談に乗り続ける
- 特定のゲームだけをやり込み日本一を目指す
このように、自分の強みや個性をハッキリさせることで、「〇〇といえばこのVtuber」と視聴者に覚えてもらいやすくなります。
個人勢Vtuberが厳しい競争の中で勝ち抜くためには、明確なセルフブランディングと差別化が欠かせません。
「自分はどんなVtuberになりたいのか」「他の人にはない自分の魅力は何か」をじっくりと考え、あなただけの個性を打ち出してファンを魅了していきましょう。



む、難しそうね・・・



簡単ではありませんが、 ”ブランディング” と “差別化” はとても重要なので必ず考えてみましょう
以下記事で、より詳しくVtuberのブランディングと差別化について説明していますので、参考にしてみてください。


Vtuber活動前に決めること


「何から手をつけていいか分からない」と本気で悩んでいるなら、活動を始める前に「活動の設計図」をしっかり作ることが、成功への第一歩です。
なぜなら、明確な計画(設計図)なしに活動を始めてしまうと、「今日は何をしよう…」「このままでいいのかな…」と自分が目指すべきゴールを見失いがちになるからです。
結果としてモチベーションを維持できず、夢半ばで諦めてしまうことにも繋がりかねません。
この「設計図」とは、あなたの活動の軸となる、以下の4つの項目を明確に決めることです。


- 目的:あなたがVTuberとして最終的にどうなりたいか。
- 活動内容:あなたが配信で何をするか。
- ターゲット:どんな人に自分の配信を見てほしいか。
- 収益方法:どのようにして活動を収益に繋げるか。
最初にあなただけの「設計図」を作ることが、VTuberとして輝くための土台となります。
ここでは、これら4つの項目について、1つずつ解説していきます。夢を叶えるために、最低限この4つの項目を決めていきましょう。



頑張って、決めるわ!



その意気です
今回は最低限の4つを紹介しますが、より詳しくVtuber活動のみで生活するための方法について知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。↓


目的


VTuber活動の設計図の中でも、重要なのが「何のために活動するのか?」という「目的」を明確にすることです。これは、あなたの活動すべてを支える「心の軸」となります。
なぜなら、「ただ楽しみたい」という動機だけでは、数字が伸び悩んだ時などに「何のために頑張っているんだろう」と挫折しやすくなるからです。
Vtuberは超競争時代です。明確な方向性なしに活動を始めれば、日々の活動に追われて迷走し、「何のために頑張っているんだっけ…」と挫折してしまうでしょう。
YouTube活動を始めた9割が挫折すると言われる大きな要因の1つは、この目的を持たずに活動してしまうのが原因です。
この「目的」は、「目標」や「方針」と混同しがちなので注意しましょう。
- 目的 :あなたの最終的な「目的地」。
(例:自作ゲームを作成してファンや配信者にプレイして欲しい) - 目標 :目的までの「中間地点(目印)」。
(例:チャンネル登録者1万人、ゲームのデモ版をリリース) - 方針 : 目的へ向かうための「ルール(進み方)」。
(例:配信は、ゲーム制作の『進捗報告』をメインにする)
目的を見つけるには、まず「なぜVTuberをやりたいのか?」という「本音(欲望):(例)好きを仕事にしたい」を書き出します。
それを「目的:(例)オリジナルゲーム作品を作りたい」に変換して、その目的をファンと共有できる「共有目的:(例)自分で作ったゲームを、ファンや配信者にプレイしてもらう」にすることで決められます。



目的、目標、方針って違うのね



共有目的という「軸」が定まれば、活動のブレがなくなり、挫折しにくくなります
Vtuberの目的の決め方については、以下記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。


活動内容


活動内容を決める際、初心者がやりがちな「大手Vtuberの真似をして何でもやるッ!」のは失敗の元です。
成功への最短ルートは、特定のジャンルに深く特化した「専門店」として、他の誰も奪えないあなたのポジションを確立することが最も重要と覚えてください。
なぜなら、無数のライバルがいる中で初心者が選ばれるためには、3つの壁を突破する必要があるからです。
- ①YouTubeのアルゴリズムに発見してもらい
- ②熱狂的なファンに愛され
- ③効率的に収益化する
「ジャンル特化」は、その全ての壁を突破するための最短ルートとなります。
逆に「何でも屋(オールジャンル)」で活動すると、あなたの専門性がぼやけてしまい、YouTubeは何系のファンにあなたを勧めれば良いか分かりません。
結果、誰にも深く刺さらず、ファンも定着しにくいのです。
ジャンルを特化させると、具体的に以下のような強力なメリットが生まれます。
YouTubeに「発見」されやすくなる
あなたが例えば「90年代のレトロホラーゲーム専門」として活動すれば、YouTubeのAIは「この人はレトロホラー好きの視聴者に勧めれば良いんだな」と学習します。
その結果、レトロホラーゲーム好きの人の関連動画やおすすめにあなたの動画が表示されやすくなり、まだあなたを知らない「未来のファン」と出会う機会が劇的に増加するのです。
熱狂的なファンが付き「収益化」しやすい
特化することで、「このジャンルなら、この人!」という第一人者になれます。
ファンはあなたの深い知識や技術に信頼を寄せ、より熱心に応援してくれるでしょう。
その結果、ファン層が明確になり、ファンの求めるグッズやコンテンツも企画しやすく、購入に繋がりやすいです。
「企業案件」に繋がりやすい
企業がゲームのPRを依頼する際、「何でもやるVtuber」と「そのゲームジャンルの専門家」のどちらを選ぶかは明白です。
特化していることは、そのまま企業への強力なアピール材料となります。
今回、紹介したメリットはあくまで一部です。ジャンルを特化することは他にもいろいろな利点があるので、活動初期の段階ではジャンルを出来るだけ絞ることをオススメします。
とはいえ、どんなジャンルでも良いわけではありません。以下の3つの軸で考えましょう。
- ①あなたの「好き・得意」
情熱を持って続けられること。 - ②市場の「需要」
そのジャンルを観たい人がいるか。 - ③あなただけの「独自性」
同じジャンル内で、どう差別化するか(例:縛りプレイ、解説特化など)。
特に重要なのが②の「需要」です。 これは魚釣りをイメージして貰えば分かりやすいかもしれません。
魚が100匹いる川でエサを付けて釣りをすればいずれ魚が釣れますが、魚がいない川で釣りをしても釣れないのは当たり前ですよね?需要がある釣り場で、自分だけの特別なエサを使って釣りをすることが重要です。
全く需要のないジャンルで動画やライブ配信をしてもチャンネル登録者数は増えませんので、ジャンルを選ぶ際はある程度需要のあるものを選びましょう。
このように、「ジャンルの特化」は、単に活動内容を決める作業ではありません。
YouTubeアルゴリズムを味方につけ、熱狂的なファンを育て、収益化への道を切り拓くための、極めて強力な成長戦略なのです。
「〇〇といえば、このVtuberだよねッ!」という、ポジションを確立することが、あなたの成功を大きく手繰り寄せるでしょう。



人気になればジャンルを広げてもいいですが、最初は特化がオススメですね



どんなジャンルに特化させようかしら?
そのジャンルに需要があるか簡単に確認したいなら、「同じジャンルの発信者」を見に行きましょう。 見る項目としては以下になります。
- チャンネル登録者数
同じジャンルの発信者がどれくらいチャンネル登録者が居るかで、そのジャンルに興味がある人数が分かります。 - 動画の再生数
動画再生数を見る事で、そのジャンルの需要の高さを確認できます。 - 発信者の人数
そのジャンルにどれくらい発信者が居るかを調べる事でライバルの数がわかります。
※今回紹介したのは、あくまで簡単に調べる方法です。本格的な調査には専門のツールが必要です。
ターゲット


活動ジャンルが決まったら、次に行うべきは「たった一人の理想のファン(ペルソナ)」を具体的に描き出し、その人に向けて全てのコンテンツを届けるという、極めて重要なターゲット設定です。
なぜなら、「万人受け」を狙った当たり障りのないコンテンツは、結局誰の心にも深く刺さらず、無数のライバルの中に埋もれてしまうからです。
一方で、「たった一人」に深く刺さるように作られたコンテンツは、その人と似た境遇や悩みを持つ多くの人々の心に「これは、自分のための配信だ!」と強く響きます。
その結果、あなたの発言一つひとつに共感し、熱心に応援してくれる「濃いファン層」が自然と形成されていくのです。
「理想のファン」は、以下項目を埋めるように具体的に設定してみましょう。まるで、実在する友人について考えるように、その人物像を鮮明に描くことが重要です。
- 名前(仮名):
- 年齢、性別、職業:
- 休日の過ごし方:
- 好きな事、趣味:
- 今、抱えている悩みや願望:
例えば、あなたが「FPSゲーム」というジャンルをメインに活動していくことを選んだとします。
- 悪い例(ターゲットが曖昧)
「FPSゲームが好きな人」 これでは、どんな内容が響くか分からず、ありきたりな配信になりがちです。 - 良い例(ターゲットが明確)
- 名前
タカシ - 人物像
22歳社会人。仕事終わりにFPSをやるのが唯一の楽しみ。でも最近、特定のランク帯から抜け出せず、上達しないのが悩み。
- 名前
この「タカシくん」に向けて配信を考えると、具体的な悩みを解決する鋭い以下コンテンツが自然と生まれます。
- ランクが上がらないNG行動3選
- これを意識するだけ!低ランク帯でもできるエイム練習法
さらに、「収益化」についても、ターゲット設定は直結します。
この「タカシくん」がお財布から無理なく出せる金額はいくらか?を考えれば、グッズやコンテンツの値段設定も自ずと決まってくるでしょう。
今回の場合は、社会人と設定しているのでグッズの値段や月額制のファンクラブの値段は高めに設定しても問題ありません。
しかし、学生ということで設定した場合は、お金に余裕が無い場合が多いので値段設定も相応に下げてあげる必要があります。
このように、ターゲットを「たった一人」にまで絞り込むことで、発信する内容が明確になり結果、多くの人の心に深く届くようになるんですよね。
不特定多数の「みんな」に向けて発信するのではなく、たった一人の大切な「あなた」へ。この意識を持つことが、熱狂的なファンとの強い絆を築き、安定した収益化を実現するための第一歩となります。



ちなみに「ターゲット」と「ペルソナ」って意味が違うみたいよ?



ターゲットは「グループ」でペルソナは「個人」と覚えれば問題ありません
ターゲット設定、ペルソナ設定については、以下記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。↓


収益方法


これまでのステップで固めた「活動の設計図(目的・活動内容・ターゲット)」を元に、いよいよ「稼ぐ」ための具体的な『収益化ロードマップ』を設計します。
「収益化の手順」は、行き当たりばったりでは達成できません。
何の計画もなしに活動を始めると、不安定な広告収入やスパチャに一喜一憂し、「いつまで頑張れば報われるんだろう…」という精神的な消耗戦に陥ってしまいます。
事前にロードマップを描いておくことで、大きな目標が「達成可能な小さな目標」の連続に分解されます。「今はこの小目標を目指そう」という具体的な指針が、日々の活動のモチベーションを維持し、あなたを着実にゴールへと導くのです。
ここでは例として、年収400万円(月収約33.4万円)というゴールを、活動フェーズごとに分解し、収益の柱(ポートフォリオ)を組み立ててみましょう。
●フェーズ1:基盤構築期(目標:月収5万円)
まずはYouTubeの収益化を達成し、最初の成功体験を積むことが最優先です。
アクション
チャンネル登録者1,000人&総再生時間4,000時間(またはショート再生1,000万回)をクリアする。
収益プラン
広告収入(3万円) + スパチャ(2万円)
●フェーズ2:コミュニティ収益化期(目標:月収15万円)
ファンとの絆を、安定した収益に変えていく段階です。
アクション
メンバーシップを開設。初のデジタルコンテンツ(ボイスなど)を販売する。
収益プラン
広告収入(5万円) + メンバーシップ(5万円 / 500円×100人) + スパチャ(5万円)
●フェーズ3:収益拡大期(目標:月収33.4万円~)
多様な収益の柱を育て、目標達成を目指します。
アクション
受注生産でのグッズ展開。企業案件獲得も視野に入れた活動を行う。
収益プラン
広告収入(8万円) + メンバーシップ(10万円 / 500円×200人) + スパチャ(5万円) + グッズ・コンテンツ等(10.4万円)
これはあくまで一例です。あなたの得意なこと(例:イラストが得意なら、グッズの比重を上げるなど)に合わせて、自分だけのロードマップを作成することが重要です。
ただ、ここで非常に重要なことをお伝えします。 このロードマップを見て、「本当に月33万円も稼げるの?」と不安に思ったかもしれません。
事実、今回紹介した収益化は多くのVtuberが実行しているアクションです。しかし、大半の人が結果に結びつかないのが現実です。
その最大の理由は、ここまで説明してきた「設計図(目的・ジャンル・ターゲット)」を作らずに、行き当たりばったりで収益化のアクションを起こしているからになります。
そして、仮に設計図を立てたとしても、「設計図」に合っていない収益方法を選んでしまうと、希望の収益額には達成しないでしょう。
ここで「自社商品」という考え方が重要になります。
自社商品というと難しく聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。
音声コンテンツやグッズ販売も立派な自社商品です。
大切なのは、その商品が、あなたがここまで作り上げてきた「目的」「活動内容」「ターゲット」に深く刺さるものかどうか、です。
良い例:設計図と商品が一致
目的
ファンを癒したい
ジャンル
ASMR配信
ターゲット
仕事に疲れた23歳の新社会人
自社商品
ターゲットの疲れを癒してあげる「ASMR音声コンテンツ」→ これはターゲットに深く刺さるため、売れる可能性が高いです。
悪い例:設計図と商品が不一致
目的
FPSの○○ゲームで優勝したい
ジャンル
FPSゲーム配信
ターゲット
ランクが上がらず悩むタカシくん
自社商品
突然の「癒しASMR音声コンテンツ」→ これではタカシくんの悩みは解決できず、響きません。
収益化が思うように出来ていないVtuberの多くは、この「悪い例」のように「設計図」と「収益アクション」がチグハグです。
そのため、この収益のフェーズでは、ただ「広告」「グッズ」といった収益化の “方法” に注目するのではなく、「自分の設計図に合った収益の”形”は何か?」を深く考えることが非常に重要となります。
このように、収益化ロードマップを描くことで、闇雲に頑張るのではなく、今やるべきこと、次に目指すべきことが明確になります。
一歩ずつ着実にゴールに向かっているという感覚が、あなたの活動を支える強力なエンジンとなり、Vtuber活動を成功に導くための、最も重要な戦略書です。



難しいけど、頑張るしか無いわねッ!



その意気ですッ
Vtuberとしての収益方法について、より詳しく知りたい方は今回紹介した収益方法も含めて以下の記事で説明していますので、参考にしてみてください。↓


Vtuberのなり方


ここからは、いよいよVTuberになるための具体的なやり方を、5つのステップに分けて徹底解説します。
Vtuberデビューをするのは決して難しいことでは無いので、何も心配いりません。
なぜなら、VTuberデビューまでには複数の準備が必要ですが、一つひとつの手順を順番に進めていけば、専門知識がなくても誰でも実現できるからです。
全体像を最初に把握することで、安心して準備を進められるように、VTuberになるまでの基本的な流れ5ステップを以下、画像にまとめてみました。↓


この記事では、最も一般的な活動場所であるYouTubeを例に、各ステップで必要なことを詳しく説明していきます。
やるべきことをステップごとに分解すれば、VTuberになるための道筋は決して難しくないです。一緒に最初のステップから確認していきましょう。



か、簡単に頼むわよ・・・?



難しくないので安心してください
モデルを作成


VTuberになるための最初のステップは、あなたの分身となるモデル(アバター)を準備することです。
モデルには「2D」と「3D」の2種類がありますが、これから始める初心者の方には「2Dモデル」からのスタートを断然おすすめします。
なぜなら、VTuberになる上での大きな悩みである「初期費用」を大幅に抑えられるからです。
3Dモデルは非常に高額(数十万円~)になるケースが多い一方、2Dモデルは比較的安価に制作を依頼できます。
限られた予算内でクオリティの高いオリジナルキャラクターを手に入れたい方にとって、コストパフォーマンスの高さが最大の魅力と言えるでしょう。
それぞれの特徴を簡単に説明します。
2Dモデル
一枚のイラストを基に「Live2D(ライブツーディー)」という技術で動きをつけるのが一般的です。表情や髪の揺れ、首の傾きなどを豊かに表現できます。
3Dモデル
仮想空間を自由に動き回れるダイナミックさが魅力です。ただし、その分モデリングが複雑で、費用も要求されるPCスペックも高くなる傾向にあります。
このように、VTuberのモデルには2Dと3Dの選択肢がありますが、予算と活動スタイルを考慮すると、最初のステップとしては2Dモデルが最適だと分かります。
まずは2Dモデルで活動を始め、人気や収益が出てから3D化を目指すのが、無理なく理想の姿を実現するための現実的な選択肢です。



最初は2Dモデルがいいのねッ!



何か特別な理由が無い限りは2Dがオススメです
当サイトでは、初心者の方に向けてVtuberモデルの制作依頼方法についても以下記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。↓


2Dモデルイメージ
2Dモデルはイラストを加工して立体的に動かしているモデルになります。
平面のイラストを加工して、相槌を打ったり首を傾げたり、髪の毛が揺れたり、腕を振ったりといった動作をできますが、あくまで立体的に見せているだけで、横や後ろを向いたり身体を一回転させたりなどはできません。
しかし、3Dモデルと比べて比較的に金額が安価で作成できたり、PCスペックをそこまで必要としない為、はじめてVTuber活動する人にはオススメです。
<2Dモデル↓>
必要機材を揃える


VTuberになるための第2ステップ目は、あなたのモデル(アバター)に命を吹き込み、声を世界に届けるための「配信機材」を揃えることです。
VTuberを始めるために必要な初期費用は30万円~50万円ほど掛かります。
これほど金額にバラつきがある理由は、「どんなモデルで」「何をするか」によって、必要になるPCのスペックや周辺機材が全く異なるからです。
たとえば、あなたがVTuberとして雑談配信をするだけなら2Dモデルを使用して、PCもそこまで高スペックなものは必要ありません。
しかし、ゲーム配信する場合はVTuber活動に必要な機材にプラスしてゲーム機本体やソフト、ゲームの映像をPC画面に出力するためのキャプチャボードなど、いろいろな機材を揃えなければいけないのでその分お金が掛かります。
具体的な金額については以下に記載したので参考にしてみてください。
最低限必要な機材
※この機材があればVtuber活動が可能
| PC | 15万円~25万円 |
| 2Dモデル | 5万円~20万円 |
| マイク | 5,000円~3万円 |
| WEBカメラ | 3,000円~1.5万円 |
| トラッキングソフト | 0円~数千円 |
| 配信ソフト | 0円 |
| 動画編集ソフト | 0円~数万円 |
| 合計 | 20万円~50万円 |
上記の表を見て貰うと分かりますが、2Dモデルで活動したい場合でも、最低限必要な機材で20万円~50万円ほど費用が掛かります。
しかし、ここで紹介した金額はあくまで目安程度に考えてください。
配信活動の内容次第では不要な機材があると思いますし、既に活動用のPCを持っているのであれば、そこまで費用は掛かりません。
このように、VTuberになるための費用はあなたの「やりたいこと」次第で柔軟に調整できます。さきほど作り上げたブランディングと設計図を元に、必要なものをリストアップすることから始めてみてください。



高単価な機材はVtuber活動に慣れてからでも全然遅くありません



できるだけ、最初は安く済ませたいわね・・・
具体的にどんな機材を揃えれば良いか知りたい方は以下の記事を参考にしてください。


上記の金額(合計20万円~50万円)を見て、「やっぱり高すぎる…」「すぐには準備できない」と不安になったかもしれません。
もし金額面でVtuberデビューを諦めようと考えているなら、まずは ”ネット声優” として活動を始め、初期費用を稼ぐという選択肢もあります。
ネット声優とは、読んで字のごとくインターネット上で声優活動をする人を指します。声を武器にして稼ぐところはVtuberと似ていますし、必要な機材(マイクやPC)も多くが共通しています。
興味がある方は、以下の記事でネット声優になる方法を詳しく解説していますので、参考にしてみてください。


SNSアカウント作成


Vtuber活動を始めるための第3ステップ目は、デビュー前からSNSでファンを集めることです。デビュー前からSNSを活用して「ファン」を見つけておくことは非常に大切です。
なぜなら、VTuberはファンがいてこそ成り立つ活動であり、事務所などの後ろ盾がない個人VTuberは、自分で自分を宣伝して知ってもらう必要があるからです。
たとえば、アイドル活動している人は世の中にたくさんいますが、認知しているアイドルって案外少ないですよね。
2014年にはなりますがニッポン放送NEWSNLINEによると、AKB48やモーニング娘など芸能事務所に所属している、女性アイドルや地下アイドルなどを合わせると日本中に、およそ1万人いると言われていました。
そのうち、知っているアイドルが何人・何組いるかと言われると9割以上は知らないと言う人がほとんどでしょう。
これはVtuberも同様で、2022年の時点で2万人以上居ると言われていましたが、果たしてその内何人のVtuberを知っているかと聞かれたら9割以上知らないと言う人がほとんどでしょう。
誰もあなたのことを知らない状態でいきなり配信を始めても、見に来てくれる人はほとんどいません。
無料で使えるSNSは、個人VTuberにとって最強の宣伝ツールです。デビュー前から以下のような発信をすることで、記念すべき初配信を多くの人と一緒に迎える準備をしましょう。
- デビュー日や名前の告知(Twitter/X)
モデルのイラストと共に「〇月〇日デビュー予定の〇〇です!」と自己紹介し、活動への想いや準備の様子を発信して、あなたの人柄を知ってもらいます。 - ショート動画での先行アピール(TikTok, YouTubeショート)
「面白い一言自己紹介」や「得意な歌のワンフレーズ」など、あなたの魅力が数秒で伝わる短い動画を投稿します。これがきっかけで、多くの人にあなたを知ってもらえる可能性があります。 - 未来のファンとの交流
あなたが配信でやりたいこと(ゲーム、イラストなど)に関連するハッシュタグを使って投稿したり、他のVTuberやファンと交流したりすることも、認知度を高める上で非常に有効でしょう。
このように、TwitterなどのSNSは個人が取れる最良のPR媒体です。
そして、さきほど「活動の設計図」で決めたあなたの「ターゲット(理想のファン)」をこのSNSで集めることで、あなたが目指す収益化に一歩近づくことができるのです。
最高のスタート(デビュー)を切るために準備期間で一人でも多くのファンを獲得する努力が重要なので、今すぐアカウントを開設し、未来のファンとの交流を始めてみてください。



まずはファンを集めて認知して貰わないとダメって事ね…汗



ファンが居てこそのVtuber活動です!
VtuberとしてのTwitterの運用方法については、以下記事で紹介していますので、興味がある方は参考にしてみてください。↓


YouTubeチャンネルの作成


Vtuber活動を始めるための第4ステップ目は、活動の拠点となるYouTubeチャンネルを開設することです。
各種SNS運用と並行して、できるだけ早くあなたの活動拠点となる「YouTubeチャンネル」を開設しましょう。
理由は大きく2つ
1、受け皿の確保
デビュー前からSNSであなたに興味を持ってくれたファンが、いざという時に迷わずチャンネル登録できる「受け皿」を事前に用意しておく必要があります。
2、ライブ配信の申請
YouTubeのライブ配信機能は、利用申請してから有効化されるまで最大24時間かかります。これを知らずに開設が直前になると、「初配信の当日に配信できない」という最悪の事態に繋がるのです。
具体的には、以下の流れで準備を進めるのがおすすめです。
- YouTubeチャンネルとSNSアカウントを同時に開設する
チャンネル名はSNSで使用している名前に合わせ、アイコンにはモデルのイラストを設定し、「あなたのアカウント」だとすぐ分かるように統一します。 - SNSのプロフィールにYouTubeチャンネルのリンクを貼る
X(旧Twitter)などで準備過程を発信した際に、興味を持ってくれた人がすぐに登録できるようになり、ファン獲得のチャンスを逃しません。 - YouTubeの設定から「ライブ配信の有効化」を申請しておく
この申請を忘れると、配信したい当日に「配信できない」という最悪の事態に繋がる恐れがあります。チャンネルを開設したら、すぐに申請を済ませておくのが鉄則です。
このように、YouTubeチャンネルを早期に準備しておくという「拠点作り」が、ファンを増やすチャンスを活かし、スムーズなデビューを実現するための鍵となります。



どんなチャンスも逃さないわよ!



YouTube以外の拠点も作っていいと思います
YouTubeチャンネルの作成方法については、以下記事で解説していますので参考にしてみてください。↓


YouTube以外のオススメ拠点を知りたい方は以下記事も参考にしてみてください↓


初配信を行う


VTuber活動を始めるための最後のステップは、これまでの準備の集大成である「初配信」です。
活動の総仕上げとして、最も注目が集まるこの初配信であなたのファンになってもらうため、「完璧な自己紹介」を徹底的に準備しましょう。
なぜなら、あなたの初配信に集まってくれた視聴者は、SNSなどであなたを知った「未来のファン候補」であり、「あなたのことをもっと知りたい」と強く期待しているからです。
ここで視聴者が持つ「情報量」によって、今後の「“推し活” に対する熱量」が決まります。何も考えずに初配信をしてしまうと、熱量の低いファンは定着せず、2回目以降の配信は見に来てくれないかもしれません。
そうならない為にも、初配信では自身の事をシッカリとPRして、あなたに対するファンの満足度(熱量)を上げることが重要です。
”Vtuberクエスト【世界一学べるVtuber解説アニメ】” チャンネルの分析によると、同時接続数が20〜30人を超えると、YouTubeのおすすめに表示されやすくなるというデータがあります。
これは、SNSで集めたファンだけでなく、全く新しい新規の視聴者にあなたを知ってもらう絶好のチャンスです。
このチャンスを活かすためにも、初配信であなたのプロフィールや「活動の設計図」で決めた活動内容、将来の夢などを具体的に語り、「この人を応援したい!」と強く感じてもらう必要があります。
このように、初配信で成功を掴むための土台は、視聴者があなたの熱心なファンになるきっかけを作る「丁寧な自己紹介」にあります。
練り上げられた自己紹介こそが、あなたのVTuber活動を最高の形で軌道に乗せるための鍵となるのです。



知っている情報が多いほど、そのVtuberを推す熱量が変わってくるわよねッ!



初配信の場合は、比較的に人数が集まりやすいので自己PRして定着ファンを増やすチャンスです
ライブ配信のやり方や初配信の内容について詳しく知りたい方は以下記事で解説していますので、参考にしてください。↓
<ライブ配信のやり方↓>


<初配信の内容について↓>


Vtuberの準備期間は超重要


VTuberとして最高のスタートを切るためには、これまで解説した “Vtuberのなり方” の5つのステップと並行して行う「デビュー前の準備」(SNSでのファン集め、自己紹介動画や素材の制作など)が、デビュー後の成功を左右すると言っても過言ではないほど超重要です。
なぜなら、何の準備もせずにいきなり初配信を始めても視聴者はほとんど現れず、「視聴者0人」という状況となり、その後のモチベーションを維持するのが難しいからです。
逆に、この「準備」を徹底することで、初配信から多くの人に見てもらえる可能性が高まり、他のライバルに差をつける最高のスタートダッシュが可能になります。
では、その超重要な「準備」はいつ始めるべきか?
それは、「活動の設計図」が完成し、「Step 1:モデル制作」を依頼した瞬間からです。
一般的に、モデル制作依頼を投げて納品されるまでの時間などから、Vtuberの準備期間は2~3か月取っている人が多いです。
そして、成功する人は、この最も大切な2~3か月を「待ち時間」とは考えません。
モデル制作者が「モデル」を作っている間、あなたは「SNSでのファン集め」や「YouTubeチャンネルの開設」、さらには「配信画面」や「自己紹介動画」の準備(=活動の土台作り)を並行して進めるのです。
そうすることで、デビュー前にも関わらずファンは増え、初配信であっても同時接続数20〜30人を超えることは決して不可能な数字ではなくなります。
このように、初配信に視聴者が0人(あるいは数人)しかいない状態でスタートするのか、SNSで集めた数十人のファンが待ち構える中でスタートするのかは、この「準備」を実行したかどうかで決まります。
モデルの完成を待つのではなく、その待ち時間を最大限に有効活用しましょう。



初配信に0人は流石に嫌ね・・・



準備を疎かにしてはいけませんッ!
仮に準備を一切せずに初配信を行った結果、視聴者数が0人であってもその後ずっと伸び悩むわけではありません。
しかし、準備を行うことでスタートダッシュがきれて周りのライバルVtuber達に差を付けられるので、大変ですがシッカリと準備期間を設けて宣伝活動や自己PRするのをオススメします。
具体的にどのような準備が必要かについては、以下記事で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。↓


Vtuber活動に役立つオススメのツールとサイト


前の章で解説した「デビュー前の準備」を効率的に進めるためには、世の中にある便利なWebサービスやツールを積極的に活用することが非常に重要です。
なぜなら、「専門知識がない」という初心者にとって、配信画面、ロゴ、自己紹介動画、ティザーPVなどをゼロから自力で作るのは、挫折する大きな原因になるからです。
活動の幅を広げようとするとやるべきことが一気に増えますが、これらの専門的な作業も、便利なツールを使えば個人でも驚くほど簡単かつ高品質に実現できます。
しかも、多くは「無料」で利用できるため、VTuberになるための初期費用を抑える上でも非常に役立つのです。
※ツールやサービスによっては、全ての機能を使うために有料版への登録が必要な場合もあります。
例えば、Vtuberの「準備」には、以下のようなものがあります。
- 配信画面や待機画面の作成
- 自己紹介動画やティザーPV(告知動画)の制作
- SNS用アイコンやオリジナルロゴの作成
- ファンクラブや匿名メッセージ窓口の設置
- 各種リンクをまとめる「lit.link」などの作成
これらを見て「自分には無理だ…」と思ったかもしれません。
しかし、今は「サムネイル作成専用ツール」「ファンクラブ開設サービス」「配信画面テンプレート配布サイト」などが存在します。
これらを使えば、あなたの準備する負担を減らすだけではなく、専門知識がなくても高クオリティーな準備が可能です。
このように、便利なツールを使いこなすことは「手抜き」ではなく、あなたの貴重な時間を「ファンとの交流」や「企画作り」といった、あなたにしかできない活動に集中させるための賢い「戦略」です。
やりたいことが生まれたら、まずはそれを手助けしてくれるツールがないか探してみる癖をつけると、あなたのVTuber活動はさらに飛躍するでしょう。



準備の負担が減るのはありがたいわッ!



いろいろなサイトを利用してみてください
「具体的にどんなツールやサイトがあるの?」という方のために、Vtuber活動に役立つオススメのツールとサイトを以下記事で網羅的に紹介していますので、興味がある人はぜひ参考にしてみてください。↓


Vtuber活動を始めるのが不安と考えている人へ


VTuberになるための全てのステップを解説してきましたが、「本当に自分にできるかな…」と、最後にもう一歩を踏み出せないでいるかもしれません。
あなたに一番伝えたいのは、「やってみたい」というその気持ちこそが、VTuberになる一番の才能だということです。
なぜなら、多くの人が悩む「専門知識がない」といった不安は、後からいくらでも解決できるからです。
VTuberの準備には時間がかかりますが、悩んでいるその時間を「最初の小さな一歩」に変えることが、あなたの夢を実現させる唯一の方法になります。
不安に思っているかもしれませんが、あなたには既にVTuberとしての「強み(武器)」が備わっているはずです。
もしあなたが、以下に挙げる項目のうち一つでも当てはまるものがあれば、それはVTuberとしての大きな強みになります。


- 話すことが好き
雑談配信でリスナーを楽しませる才能があります。 - ゲームまたは歌が好き
それがあなたの配信の強力なコンテンツになります。 - 企画力がある
他の人がやらないような面白い企画で、注目を集められるでしょう。 - 時間に余裕がある
配信や動画制作にじっくり取り組めることは、大きなアドバンテージです。 - 声が良い人
あなたの声は、リスナーを惹きつける最高の武器になります。 - 有名になりたい・注目されたい人
その強い想いが、活動を続ける大きな原動力となるはずです。
完璧である必要はありません。一つでも「自分かも」と思えるなら、それがあなたのスタートラインです。
この記事で紹介したやり方を参考に、まずはあなたにできる最初のステップから始めてみてください。あなたのVTuberとしての物語は、その一歩から始まるのです。



わたし、全部当てはまるわね



Vtuberになりたいと興味を持った時点で向いていますよ
もっと詳しく自身がVtuberに向いているかについて知りたい人は、以下記事を参考にしてみてください。↓


スマホ1つでVtuberになる方法


「VTuberになりたいけど、お金も専門知識もない…」と諦めかけているあなたに朗報です。実は、スマートフォン1台とイラスト1枚さえあれば、誰でも今すぐVTuberを始める方法があります。
なぜなら、「IRIAM(イリアム)」のようなスマホ配信アプリを使えば、高価なPCや複雑な機材を一切使わずに、非常に低コストでVTuberとしての第一歩を踏み出せるからです。
これは、PCで本格的に始める場合にかかる費用の10分の1以下で実現できます。
スマホアプリ「IRIAM」でVTuberを始める場合のポイントを具体的に見ていきましょう。
- 圧倒的な手軽さと低コスト
必要なのは、あなたが持っているスマホと、あなたの分身となるイラスト1枚だけです。イラスト制作をクリエイターに依頼したとしても、PC環境を揃えるより費用を劇的に抑えられます。 - 主な活動内容
配信はリスナーとの距離が近い「雑談」や「歌」がメインになります。まずはファンとの交流を楽しみたい人にぴったりです。 - 収益化も目指せる
IRIAMには独自の収益化システムがあります。条件(月間の配信時間や獲得ポイントなど)はありますが、YouTubeに比べて比較的に達成しやすく、ファンからの応援を活動の収益に繋げられます。 - 注意点
スマホアプリの特性上、PCで行うような高画質なゲーム配信は困難です。本格的なゲーム実況などをやりたい場合は、将来的にPCでの活動が必要になります。
このように、IRIAMは「まずはお試しでVTuberを体験したい」「初期費用をかけずにファンを増やしたい」という人に最適な始め方です。
ここでファンを作り、収益を得てから、本格的なPC環境へステップアップするという堅実な道も考えられるでしょう。



お金を掛けずに気軽にVtuber活動したい人にピッタリです



IRIAM用のイラストは1万円も出せば高クオリティをゲット出来るわよッ!
当ブログではIRIAMを利用したVtuberのなり方について詳しく紹介していますので、興味がある人はぜひ参考にしてみてください。↓


Vtuber事務所の所属について


VTuberとして本気で活動し、将来的に生活していくことを目指すなら、「VTuber事務所」に所属するという道も有力な選択肢の一つです。
なぜなら、多くの人気VTuberが事務所に所属していることからも分かるように、事務所は個人では難しい機材のサポート、企業案件の紹介、先輩VTuberとのコラボ仲介、活動上のトラブル対応など、あなたを全面的にバックアップしてくれる心強い存在だからです。
とはいえ、「事務所に所属するのと個人で活動するのと、どっちがいいの?」と悩みますよね。その判断をするために、この先では以下の3つのポイントを詳しく解説していきます。
- 事務所に所属するメリット・デメリット
- 事務所に所属する方法
- 個人活動・事務所所属どちらがオススメ?
これらの情報を知ることで、あなたがどちらの道を選ぶべきか、きっと見えてくるはずです。
事務所への所属はあなたのVTuberとしてのキャリアを大きく飛躍させる可能性を秘めています。まずはその特徴をしっかりと理解し、あなた自身の目標と照らし合わせてみましょう。



分かりやすく頼むわねッ!



難しくないので安心してください
事務所に所属するメリット・デメリット


VTuber事務所に所属するかどうかは、あなたが活動において手厚い「サポート」を重視するのか、完全な「自由」を重視するのかによって、その答えが変わってきます。
なぜなら、事務所は強力なサポートを提供してくれる代わりに、活動には一定のルールや制約が伴うからです。逆に、個人活動は全てが自己責任ですが、完全に自由な表現ができます。
このトレードオフを理解することが、後悔しない選択をするための鍵となります。
ここで、事務所に所属する主なメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。
- ファン獲得支援
事務所の宣伝力や、先輩VTuberとのコラボの機会により、個人とは比較にならないスピードでファンが増える可能性があります。 - 機材・アバターの提供
高価なPCや高品質なモデルを用意してもらえる場合があります。 - ノウハウの共有
成功するための知識や戦略を教えてもらえます。 - マネジメント業務の代行
スケジュール管理や動画編集などをサポートしてもらえることも。 - トラブル対応
炎上など、いざという時に法的なサポートを含めて守ってもらえます。
このように、メリットとデメリットは表裏一体です。
手厚いサポートのもと最速で人気者を目指したいなら事務所、自分のペースで好きなことを貫きたいなら個人活動が、それぞれ向いていると言えるでしょう。



悪質な事務所も存在するから選ぶときは注意してください



お、OKよ・・・応募する前にネットで調べまくるわッ汗
事務所に所属する方法


Vtuber事務所に所属する場合は以下3つの方法があります。
オーディション
VTuberの事務所に所属する方法として一般的ものが、「オーディション」です。
オーディションは常時募集をしている所もあれば、イベントとして開催している場合もあるので、所属したいVTuber事務所のホームページで確認してみてください。
求人
所属したい事務所がある場合は、「求人」を確認してみましょう。
こらもホームページを確認すれば現在の求人内容がわかります。他にもツイッターや転職サイトでも募集している場合がありますのでチェックしてみてください。
スカウト
Vtuber事務所の目を惹く、活動実績などが或る場合は、事務所側から「スカウト」メールやDMが飛んでくる場合もあります。その場合はネットなどで事務所の情報を良い口コミ・悪い口コミ両方の評価を調べることで、悪徳事務所に騙されなくなるので、試してみてください。



私は有名なVTuber事務所に入りたいわねッ!
たとえば、白上フブキさんや兎田ぺこらさん、宝鐘マリンさんが所属している有名なVtuber事務所、「ホロライブ」では常にオーディションを開催しています。
応募条件として「18歳以上の日本居住者」、「国籍と性別問わず」、「夢や目標がある方」が記載されており、条件的には比較的緩めなので大抵の人はオーディションの応募資格があるんですよね。
しかし、歓迎条件として以下の記載もあります。
- 配信活動者としての大きな実績、経験者
- 日本語がネイティブレベルで英語/その他言語がビジネスレベルで活用出来るマルチリンガルな方
- 歌手、声優/俳優、ダンサー/パフォーマー、バンド/ミュージシャン、お笑い芸人/コメディアン…等々。エンターテイナーとしての活動経験、ライブ経験のある方。
- タレント活動に活かせる個性的な特技のある方
1つも当てはまっていなくてもオーディションの応募は可能ですが、本気で事務所に所属をしたい場合はYouTubeのチャンネル登録者数やSNSのフォロワー数など、ある程度の実績を積んでからの方が合格しやすいでしょう。



一度、応募してみようかしら・・・



他にも色々な事務所のオーディションがありますよ!
個人活動・事務所所属どちらがオススメ?


結局のところ、「個人」と「事務所」、どちらの道があなたにとって最適なのかは、あなたがVTuberとして「何を最も大切にしたいか」によって決まります。
なぜなら、前のセクションで見たように、サポートが手厚い「事務所」と、自由度の高い「個人活動」では、得られるものと求められるものが全く異なるからです。
自分の価値観と活動方針を明確にしないまま選択すると、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔する原因になりかねません。
あなたがどちらのタイプか、以下の質問で考えてみましょう。
Q1. とにかく最速で有名になり、活動を安定させたいですか?
→Yesなら:「事務所所属」向き。
事務所のノウハウとサポート体制は、あなたの成長を加速させてくれるでしょう。
Q2. 誰にも指図されず、自分の好きなものを好きな時に配信したいですか?
→ Yesなら:「個人活動」向き。
収益も制約もすべて自分次第という、完全な自由が手に入ります。
Q3. まずは自分の力を試し、将来的に大きなチャンスを掴みたいですか?
→ Yesなら:「個人で始めてから事務所を目指す」道も有効です。
ある程度ファンがついてからであれば、実績を武器に、より有利な条件で有名事務所のオーディションに挑戦できる可能性があります。
どの道を選ぶにせよ、この記事の最初の方で解説した「目的」「活動内容」「ターゲット」「収益方法」という活動の設計図が、あなたの決断を後押ししてくれます。
このように、あなただけの「正解」を見つけるためには、まず自分自身と向き合うことが不可欠です。焦らずに自分の活動方針を定め、あなたに合った最高の「VTuberのなり方」を選択してください。



よ~し、大変そうだけどVtuberとしての活動方針を考えるわよッ!



その意気ですッ!
誰かのサポートを借りてVtuber活動したい人


これまで独学でVTuberになる方法を解説してきましたが、「一人で全部やるのは難しそう…」と不安に感じた方もいるかもしれません。
そんなあなたには、専門家のサポートを受けながらデビューを目指すという選択肢もあります。
なぜなら、VTuberになるには多くの準備が必要ですが、その道のりを手助けしてくれるサービスや学校が存在するからです。プロの指導を受ければ、よりスムーズかつ確実に、夢の実現に近づくことができます。
ここでは、独学以外の代表的な2つの選択肢を紹介します。
- ① VTuber専門学校・コースに通う
配信技術、トークスキル、セルフプロデュースなど、VTuberとして活動するために必要な知識を体系的に学べる場所です。同じ夢を持つ仲間と出会えるのも大きなメリットでしょう。 - ② デビュー支援プロジェクトを利用する
例えば「ボイスプラネット」のようなプロジェクトでは、オーディションに合格すると、モデル制作からボイストレーニング、オリジナル楽曲の提供まで、デビューに必要なものを一括でサポートしてくれます。
これらの選択肢は、一人で準備する自信がない人や、より高いクオリティでデビューしたいと考えている人にとって、心強い味方となるはずです。
次項では、それぞれ紹介していきますので参考にしてみてください。



不安だから誰かにサポートして欲しい



まずは、自分に合うか確認してみてください
専門学校に通う
これからVTuber活動をはじめようと考えている人の中には、「VTuberとしてやっていけるかな?」と不安に思うかもしれません。
ですがVTuberさんの中には元々パソコン操作が苦手な人や、トークが苦手な人、良い声を出す為のボーカルレッスンを受けた事が無い人など、大勢いるので特に心配する必要はないです。
しかし本気でVTuberを専業に活動していきたいと思っている人は、VTuberについて学んでみるのも一つの手です。
たとえば、専門学校である『代々木アニメーション学院』では、”ライバーコース”というのがあり以下特徴があります。
- 週1コースの為、仕事や学業と両立する事が可能
- 半年制で入学金合わせて約15万円の為気軽に始められる
- プロの現場で実際に使用されている設備、機材を使用できる
- 趣味で学びたい人、本気で業界デビューしたい人など、個々のレベルに合わせて基礎から指導してくれる



へ~、週1で学べるなら、VTuber活動しながら通えそうねッ!



学費もそこまで高くないので気軽に通えそうですね
仮に、あなたが社会人であっても時間の都合さえ付けば働きながらVTuberについて学べるんですよね。
期間も『半年制』とそこまで長い期間学ぶわけでは無いので、VTuberとしての実力を付けたいと考えている人にはオススメです。
また、ガッツリとVTuberについて学びたい人についても代々木アニメーション学院では、”VTuber科”という学科があり、こちらは通常の学生みたいに週5でVTuberとして活躍できるノウハウについて学べます。
より詳しく知りたい方は無料で資料請求ができるので一度取り寄せてみてはいかがでしょう。
\ 無料で簡単60秒で請求可能! /
代々木アニメーション学院について、より詳しく知りたい方は以下記事も参考にしてみてください。↓





無料で資料請求出来るなんて凄いわねッ!



学費とか講義内容など詳細な情報が確認できますよ
また、Vtuberの専門学校は他にもあり、より詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。↓


VoicePlanetを利用する
Vtuber活動をサポートしてほしい場合は、VoicePlanetがオススメです。
Voice Planet(ボイスプラネット)は「声を活かしたい」「声優になりたい」という想いをカタチにし、育てていくプロジェクトになります。
イメージとしては、声優やVtuberなど声の職に就くためのステップを完全にサポートしてくれるサービスと考えるといいかもしれません。



希望すれば、Vtuber活動もサポートしてくれるみたいッ!



Vtuberモデルの制作からサポートしてくれます
VoicePlanetプロジェクトの内容について詳しく知りたい方は、以下記事でプロジェクト内容や参加方法について説明しているので参考にしてみてください。↓


まとめ
今回は、「Vtuberになるにはどうすればいい?」というあなたの悩みを解決するため、活動の設計図(戦略)から初配信(実行)までの全手順を徹底ガイドしました。
本文で何度も触れたように、Vtuberは「誰でも簡単に始められる」一方で、ライバルが2万人以上いる「稼ぐのが難しい」世界です。
「何から手をつけていいか分からない」ままいきなり始めてしまうと、多くの人が経験するように、挫折の原因となってしまいます。
しかし、この記事で学んだ通り、まずは「活動の設計図」(目的、活動内容、ターゲット、収益方法)をシッカリと決めること。
そして、最も重要な「準備期間」(モデル制作の待ち時間など)を有効活用し、SNSでのファン集めや素材制作でライバルと差をつけること。 この戦略的なステップを踏めば、今からでも全く遅くありません。
あなたはもう、「何から手をつけていいか分からない」状態ではありません。 ぜひ、この記事を「保存版」として何度も読み返し、あなたの夢への第一歩を踏み出してみてください。




コメント